以前は、夏休みの1か月で走行距離5千キロほどでしたが、去年は眼の手術、今年は新型コロナで半分ほど。つまり、今年の夏もそんなに遊んでいないのですが、昨日は目まい。年だけは取りたくないものですな。
で、加齢でしんどいですが、子どもたちが遊んでくれるのも、あと1、2年。
思い残すことがないように、9月末までは遊びに全力投球!
というわけで、昨日は、「妻だけがまだクワガタを捕まえていない」で、ふたたびクワガタを探しにいきました。
タマムシはレアキャラだといわれていますが、ふつうにいましたよ。
さて、本題。
中学受験において、先取り学習は有効なのでしょうか?
この議論のとき、論点のズレが頻発しています。
「公文式=先取り学習」は誤り!
公文式は計算問題だけです。 公文式を先取り学習としているところから間違っています。
能力値がちがう子どもを比較して、先取り学習の効果をいうのは誤り!
「Aくんは先取りしているって? 先取りしなかったBくんは、トップ層なのに 笑」をよく見かけますが、正しくは以下です。
<正しい比較> ・先取りしたAくん ・先取りしなかったAくん
正しく比較しましょう!
で、「現実には比較できない=先取り学習の効果は誰にもわからない」です。 同様にアホなことを書いている先生も見かけます。
先取り学習をすると土台がグラグラは間違い!
1桁の足し引き(小1)ができていないのに、3桁の足し引き(小3)はできないですよねー
土台がしっかりとできていないと、先に進めませんけどね。 それに、習熟度は先取り学習に限った話ではありません(ふつうの勉強にも当てはまる話を先取り学習の欠点としてあげるのは愚の骨頂)。
先取り学習を否定する先生は腕がない
腕がないから授業がやりにくいのでしょうね。 子どもに責任転嫁すんなよ、と思います。
とある模試では、先取り学習が有利になっている
受験算数、数学を先取り学習していれば、かんたんな難問もあります。 「先取りすると正確に実力を測定できない」という意見もあるでしょうが、こういう難問を解くトップ層が先取りしていない保証はどこにあるのでしょうか。 あと、「先取りすると正確な実力が測定できない」という主張も根拠が脆弱です(詳しく書くと長くなるので割愛します)。
入試では、先取り学習すると総合演習に時間をさける
中高一貫校の強みですな。 難関大を目指して中高一貫校に入れようとしているかたたちが、先取り学習を否定しているのを見ると、「大丈夫?」と言いたくなります。
先取り学習は学年が進めば進むほどキツクなる
学年が進めば進むほど、学習内容の難易度があがりますし、時間の圧縮度合い(※)も大きくなるので、キツクなります。
※例:「1学年の先取りを1年でする→1年間で2年分の勉強」「2学年の先取りを1年でする→1年間で3年分の勉強」 先取り学習で破たんするとすれば、以下のいずれかではないでしょうか。
・学習内容が難しくて理解できない
・時間が足りなくて、破たんする
前者であれば、今は破たんしても待てばいいと思います。リカバリー可能です。 が、後者で特に通塾している場合で、破たんしてしまうと…。 無理は禁物だと思います。
で、以下のようなひともいます。
先取り学習しているのにその自覚がまるでなく、先取り学習を否定しているひとたちがいる
たとえば、トップクラス問題集(小3、小4)とかですな。先取りの要点が入っているのに、「うちはトップクラス問題集だけ! 先取り学習させていません!!!」とか書いている記事をたまに見ます。
先取り学習について何か言いたいのであれば、せめて受験算数のテキストをぜんぶ読もうよ、と思います。
先取り学習は、親にかなりのスキル、やる気がないと難しい
わたしは教えるのが趣味なので「やる気」が続いていますが、やはり夏になるとテンションは下がります。趣味でもないのに、がんばっているかたたち、ほんとスゴイな、と思います。
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