昨日は、夏休みの宿題!
その後、「ゲームは禁止」にしたら、小3の息子、カブトムシの世話をしたあと、『名探偵コナン 人類の謎』という、マンガに解説を差し込んだ本を読みはじめました。
で、息子が知らなかった言葉の一例。
・早熟
・巧みに
・果敢にも
・挑む
子どもにとれば難易度が高い言葉です。
大人にとっては、以下のような感じの難易度ではないでしょうか。
・スピン角運動量
・ド・ブロイ波
・ハイゼンベルク描像
こういう言葉、意味を理解して覚えるのに、どのくらい時間がかかります?
ずっと覚えていられます?
語彙力強化だけでも膨大な勉強時間!
言葉は複雑につながっているので、そんな単純なものではないと思いますが、以下の式に数字を当てはめれば、語彙力強化にどのくらいの勉強時間がかかるのか、大体の「目安」がわかります。
・(勉強時間)=(言葉の意味を理解する時間)+(言葉を覚える時間)
(例)(言葉を覚える時間)=(言葉の総数)×(1語覚えるのにかかる時間)÷(1-忘却率)(←適当)
で、中学受験。
難関中の過去問を見て、だいたいの語彙のレベルを把握して、上記の式に当てはめてみると、「難関中だと、(ほかの科目もあるので)小5、小6だけで、とても詰め込める量ではない。トップ層の子どもは、少なくとも受験期の前から猛勉強している」とわかります。
教養であって、猛勉強ではない?
ネットには「単位、時計の読みかた、時刻の計算は教養」などといっているひとたちがいます。
教科書を見たことさえないのでしょう。
それと同様に、「言葉も教養である」と言い張るかたたちがいます。
「教養と勉強」
このちがいを語りたいのならば、せめて全教科の教科書に目を通せよ、と思います。
もっとも、「猛勉強 → 教養」に分類することで、「勉強していないのに、高偏差値。うちの子どもは神童!」と言いたいのかもしれないですけど。
子どもが本を読みたいだけ。勉強ではない
たとえば、子どもが数学に興味を持てば、数学は勉強ではなくなるのですかね 笑
優秀な子どもはちがう!
よく見かけます。
優秀だと、読書しているだけで、知らない言葉の意味が正確にわかって、瞬時に覚えて、一回覚えたら一生忘れなくて、ついでに算数・数学の法則も試験の最中に自ら見つけるのですかね。
そういう子どももいるかもしれませんが(「無」から「有」は作れないと思いますが…)、仮にいたとしても「日本に数人」のレベルではないでしょうか。
ちなみに、以前の職場には東大・京大、旧帝大などの高学歴なかたがたくさんいましたが、そういうレベルのひとはいませんでした。「1日15時間勉強できる」と豪語している東大出身のひとはいましたけどね。
トップ層の勉強時間は膨大!
語彙力強化だけでも、膨大な勉強時間が必要だとわかります。
もちろん、これ以外の勉強もあります。
というわけで、トップ層の勉強時間は膨大。
これは確かだと思います。
ただ、以下だと思います。
・子どもの意志がないのに勉強時間だけ長くしても良いことはない
・子どもにやる気、指導者に教えるスキルがあれば勉強時間は短くできる
「百害あって一利なし」のゲームの時間は非難されず、勉強時間が少しでも長いと猛烈にバッシングされる昨今。なかなか本当のことは出てこないと思いますが(というメッセージをトップ層の親からいただいたこともあります)、学習内容と完成度、それにかかる時間から逆算すれば想像しうるという話でした。
※トップ層の勉強時間の長さを非難しているわけでは、決してありませんので、あしからず。
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