現時点までの国語の進度
現在、「読書の強要なし」「算数ばかりで国語の学習時間はかなり少ない」ですが、以下の進度です。
・日本語が壊滅していた小3の息子 → 小3の模試の過去問で偏差値55~60程度
・小1の娘 → 小3の模試の過去問で偏差値50~60程度
我が家の国語教育の方針
我が家はつぎの2つに関してのみ、先取り学習をしています。
先取り学習というより、無学年学習といったほうが正確かもしれません。
・文章を読めるようにする
・世の中のことを知る
具体的には、国語のドリルで国語を教えています。
・ハイレベ100小学1年読解力
・ハイレベ100小学2年読解力
・ハイレベ100小学3年読解力
・Z会グレードアップ問題集 小学4年 国語 読解
国語の学習として読書をさせていない理由
「文章を読めるようにする。世の中のことを知ってもらう。それならば読書が最適じゃん」
そう思ったかたには、「お子さんをしっかりと見て!」と言いたいですね。
息子に本を渡したこともありますが、ものすごいスピードで読んで「終わった」。
本当に読んだのか確認するために、どういう内容だったのか聞くと、あらすじと感想を語りはじめました。
「わかっているのかなー でもなー」
当時はそう思っていましたが、それは「ごくわずかな、わかるところだけをつなぎあわせる」だったのだと、今ならわかります。
※わかる範囲が子どもによってちがいます。息子のように日本語が壊滅していても、わかるところもあってそれをつなぎあわせると、あらすじになるようです。
「読書をさせても、国語力はあがらない」
それが実際に子どもたちに国語を教えた結果、得られた結論です。
もちろん、読書で国語力があがったケースもあると思います。ただ、そういう子どもは自主的に知らない言葉を調べて、調べた意味にわからない言葉があればまた調べて、などとしているのだと思います。極めてレアケースだと思います。
というわけで、国語のドリルを使いながら、1文1文、意味がわかているのか確かめています。
ついでに「主語、述語など」「接続詞」など、読解のうえで必要な知識もたまに教えています。
塾の国語の授業と同じですね。
国語の模試の過去問の利用方法
算数は軌道に乗ったので模試の過去問を解かせる機会は少なくなりましたが、国語はまだまだなので、定期的に模試の過去問を解かせています。
模試の過去問で、何を見ているのか?
・偏差値は見ていない
・読解の問題がどれだけとれているのかを確認
たとえば、「豚に真珠」
大人にとっては、かんたんな、ことわざ・慣用句です。
「かんたんだから、覚えさせればいいじゃん」となりますが、日常生活でこれを見かける頻度はかなり低いです。
ひとは使わない知識は、すぐに忘れます。
それよりも、テレビでよく耳にして、ふつうに生活しているだけで繰り返すことになる言葉を教えるほうがいいと思っています。
一例をあげると「輸送」。テレビ、アニメ、本などで繰り返すので、忘れにくいと思います。
ちなみに、「輸送も知らないの?」と思うかもしれませんが、そういう大人にとっては当たり前の言葉を子どもは知りません。
同じ理由で、ニュースで耳にする言葉もドリルなどで出てくれば漢字もあわせて覚えさせています。
「小学校の範囲を超えていて、入試には出てこない」と思うかたもいるかもしれませんが、この程度の言葉を知らないと、先のステップである「議論」に進むことができませんから。
漢字、ことわざ・慣用句の深掘りはしない
「豚に真珠」みたいな、ことわざ・慣用句や、かんたんな漢字でもあまり見ない使い方をしている熟語は、今の段階では必要ないと思っているので、後回ししています。
そういう類のものを覚えていないと高偏差値にならない模試もあります。だからこそ、模試の偏差値は気にせず読解の問題をとれているかどうかだけを確認しています。
以下でいうなら、2の方向です。
1.漢字や慣用句の配点が高い模試で、それらのものをきっちりとって偏差値60超
2.漢字や慣用句で点数を落としても、読解で点数をかせいで偏差値50~60
我が家の実験
国語のセンスがない息子には「カブトムシやクワガタについて検索したものを、自分でまとめさせる」という試みもはじめました。
この試み、挫折するかもしれませんが、今のところ、本人はかなり乗り気です。
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