トップ層と模試の偏差値ではわからない学力

中学受験とトップ層

小5になると子どもは友達優先になるみたいですね。つまり、2021年は家族で遊ぶ最後の年になるかもしれないので、今年は遊びを優先しようと思っています。新型コロナが収束しなくても、公園で遊べますしね!

というわけで、昨日もクワガタの幼虫探しと公園遊びでした。

帰宅後、妻と子どもたちはクワガタの幼虫を飼育ケースなどにいれて、観察。 その後は、撮影した幼虫の写真と、クワガタの幼虫の同定サイトを見比べながら、「コレ、ヒラタじゃね?」などと盛りあがりました。

ま、ぜんぶコクワなのでしょうけど 笑

小3の息子ははじめて幼虫を捕まえられたこと、小1の娘は木登りもどきが一番楽しかったそうです!

さて、本題。

とある大手塾に通うAさんとBさんの小3のお子さん、小3で算数の偏差値が70ありました。

で、Aさんはつぎのように考えていました。

「受験算数の先取り学習? そんなことをしなくても大丈夫! うちの子は算数小僧だから! 模試でいつも高得点だし!」

一方、Bさんは模試の意味合い、塾のカリキュラムなどにも熟知していて…。ま、Aさんみたいに考えていなかったのでしょうな。

同じ偏差値70。
しかし、実はつぎのように大きな差がありました。

・Aさんのお子さん → 小3の勉強だけしかしていない偏差値70
・Bさんのお子さん → 先取り学習していて、かつ、数学の勉強もしていて偏差値70

模試はあくまで、模試。
模試で問われているものに対する実力しかわかりません。

「偏差値にはあらわれない力」があるわけですね。

で、小6。

Bさんにはゆとりがあって、Aさんは青ざめるのでしょう。
Aさんのお子さんがリアルに算数小僧であれば大丈夫ですけどね。

母集団が優秀で、高得点でも偏差値が低めにでる模試は特に注意が必要だと思います。

何に注意すべきか?

模試とは、かなり限定された範囲で点がとれるかどうかを確かめるもの 

範囲指定なしの模試でも、ごく一部の限られた範囲で点がとれるかどうかしかわからないですからね。

極論…関西では極論ではないかもしれませんが、母集団が優秀で平均点が高い模試には特に注意が必要です。

「小4で灘中の過去問が解ける子どもと、小4しか勉強していない子どもも、同じような偏差値になる」こともありえるためです。

2人とも素点だと算数96点。平均点が高くて上位層は差がつかない
・Aくんは算数の偏差値65、国語の偏差値63 → 1問解けなかったのは実力。現学年しか勉強していない
・Bくんは算数の偏差値65、国語の偏差値53 → 1問解けなかったのはケアレスミス。実は灘中の過去問を解けるレベルまで仕上がっている!
→Bくんは現時点では精神的に幼くて、小6で国語を仕上げてくる。Aくんは小6で…。

模試とは所詮その程度のものです(ただし、受験期は除く)。

それなのに、なぜ、塾はひんぱんに模試をしているのか?

お金儲けのためなど、いろいろな意図があるのでしょうが、一番は子どもや親の競争心や危機感をあおって勉強させるためではないでしょうか。

逆からみれば、きっちり勉強する家庭にとって、模試は貴重な時間を奪うもの以外の何物でもありません。

…長くなったので、この辺で。 かんたんにまとめると、トップ層の親は現学年の模試の偏差値をみて安心していない、なかには興味がないひともいるのだろうな、です。 中学受験の層が小学校でのテストを見るような感じでしょうかね。  

「そんなの、当たり前すぎて、いちいち記事にすることじゃないわ!」

そういうひとたちは、うちがしていることの意図もわかるのでしょうな。

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