中学数学は、苦手な層に向けての教えるメソッドはすでに構築していて本にもなっています。
受験算数は、低年齢の子どもたちで教えるメソッドを構築しています。
受験算数に関しては、まだ偉そうなことを言える立場ではありませんが(※)、「現時点まで」と限定しても――。
受験算数と中学数学を、「指導」面で比較すると、「難関中の算数を解いてきた子どもたちだと、一年もあれば余裕で、高校受験の偏差値60まで到達させられるんじゃね?」と言えると思います(※)。
もちろん、子どものやる気によりますが。
受験算数と中学数学、解法はちがっても共通するものが多いですし、受験算数のほうが難しいためです。
(一例)
※中学数学 → 受験算数
・関数 → ダイヤグラム、水量などで、いきなりグラフ
・図形 → 高校受験の典型問題が多数(たとえば平面図形。解法は異なるものもありますが、中受組は解けるかどうかのポイント、補助線をおさえています)
・確率 → 樹形図だけではなく、順列、組み合わせも勉強
難関中に在学で、かつ、きちんと勉強しているのに中学数学で落ちこぼれた子どもがいたら見てみたいです。
とはいっても、難関中の子どもたちにとっての中学数学って、高校受験でいうと偏差値70くらいの問題だと思いますが(それならば不思議ではありません)。
というわけで、難関中を受験できるレベルの成績ならば、先取り学習として中学数学を勉強しなくても、高校受験のトップレベルがすでに確約されているようなものだと、わたしは思います(もちろん、勉強せずに、ではありません)。
何もこれは難関中を目指す子どもに限った話ではないと思います。
受験算数の偏差値50もあれば、中学数学でかなり有利に進められるのではないかなー、と思っています。
それほど中学受験の算数は苛酷ですから。
うちは、「中学受験? たぶんするんじゃないのかなー」のレベルなのに、ガンガンに受験算数の先取り学習を進めているのは、こういう理由もあります。
受験算数でやったことは無駄にはならないですから。
ただ、塾通いが長いと高校受験の前にダレてしまうかもしれないですし、中学受験で子ども追い詰めると勉強そのものがダメになるかもしれません。
ちなみに――。
「首都圏の中学受験は過熱していて、東大に合格するよりも御三家に合格するほうが難しいんじゃないの?」という意見もあるようです。 わたしが中学受験にこだわっていないのは、そういう理由もあります。 つまり、「最終学歴は大学なので、首都圏に限っていえば、中学受験を回避するのも1つの手かもしれないなー」と思っています。
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