理科は好奇心を育てることが大切!
理科は、受験期まで、がっつり勉強させる必要はありません。
受験が近づいてきたときに勉強をはじめても、十分に間に合うためです。
「でも、理科に苦労したといっていた親がいたよ?」
理科を勉強させても成績がのびない子どもは、たいてい「理科に興味を持てない」です。
興味を持てない子どもに、先取り学習させたところで、また受験期で勉強させたところで、「知識を吸収しない」「すぐに忘れる」ものなので、親は苦労したのでしょう。
そうならないようにするために、低年齢や小学生の低学年のうちは勉強よりも、さまざまな体験をさせて、好奇心や興味を育てることに力を注ぐといいでしょう。
将来、虫をはじめとする生き物に興味を持たない女の子は多いので、小さなころから積極的に川、海、山で生き物を捕まえる遊びをするのをお勧めします。
科学実験に参加するのもいいと思いますし、1つの方法だと思いますが、「ゲラゲラ笑いながら遊ぶ」「真っ黒になるまで遊ぶ」などのプラスのイメージをもたせたほうが興味心や好奇心は育つと思うので、川、海、山などの自然がお勧めです。都心部でもすこし手間暇をかければ自然あふれるところに行けますし。
中学受験で理科の先取り学習は効果がある?
先取り学習に効果があるかどうか。どちらにしても科学的に立証できません。
あくまでわたし個人の見解です。
さて、受験期になると、1分でも時間が惜しくなるものです。
理科の勉強が終わっていると、その分だけ、ほかの科目の勉強に時間をまわすことができるので、理科の先取り学習も中学受験の戦略の1つといえます。
ただ、個人的には、効果があるかどうかはケースバイケースだと思います。
中学受験で理科の先取り学習をして効果があると思われるケース
幼少のころから自然とふれあって理科全般に興味をもっていれば、中学年でも理科の暗記をさせても効果があると思います。
子どもにとって興味のあることなので、勉強も短時間で済みますし、休憩時間に理科の参考書を読むことさえあると考えられます。
ただ、このような子どもの場合は、小5からはじめても十分に間に合うので、先取り学習をしてメリットがあるのか、といわれると疑問です。
効率や効果は度外視で、理科の先取り学習をしたほうがいいケース
前述のように、子どもが理科に興味を持たないと勉強時間は長くなりますし、すぐに忘れるので復習にも時間がかなりとられます。
やはり、幼少のころからしっかりと遊ばせて、体験させて、興味を持たせたり好奇心を育てたりすることが大切だと思います。
とはいえ、時間的にそれができないかたもいると思います。また、小4あたりまで何をやっても理科に興味を持てない子どももいると思います。
その場合は、「時間がかかる=先取り学習も有効」となりえます。
「今、中学年。理科の興味をもたせられなかったなー」と思えば、理科の勉強をはじめるのも1つの手だと思います。ただ、苦労するのは覚悟しておいたほうがいいと思います。
ただ、算数や国語の先取り学習とは根本的にちがう!
算数は、覚えることが少ないので、忘れにくい科目です(教えかたによります)。
国語は、漢字をはじめとして暗記することがたくさんありますが、日常生活で使いますし、忘れにくくする工夫もできるので、忘れにくくできる科目だといえます。
一方、理科や社会は、覚えることがたくさんあるうえに、生活に取り入れて忘れにくくする工夫をするのも難しいです。
算数や国語の先取り学習をしている、うちが理科や社会に興味を示さないのはそういう理由のためです。
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