娘は年中(12月)から教えはじめました。
息子は、今、小2です。
つまり「年中から小2」までの子どもに、じっくり教えてきたことになります。
その体験談です。
子どもの能力に限界はない!
親塾をはじめた一年前、「小1で中学数学」などはすべて「嘘だろ?」と思っていました。
ニュースで流れる「小1で高校数学」は神童だと思っていました。
が、実際に教えると、ふつうの子どもでも「小1で中学数学」は案外かんたんだとわかりました。
そして「小1で高校数学」は子どもの発達と親の指導力などがうまく合致したケースなのかもしれない、と思うようになりました(神童かもしれませんが)。
「小さな子どもなので、これはわからないだろう」は大人の思い込みだとわかった次第です。
早期教育は、子どもにとって最強の武器になるかもしれない
腕が良い講師が本気で教育したところで、勝てない相手がいます。
それは以下です。
・リアルな神童
・「好きこそ物の上手なれ」とあるように、寝る間を惜しんで問題を解くような子ども
もし自分の子どもがこのようになればいいな、と思いません?
前者は、遺伝子なのでどうしようもありません。
後者も、遺伝子の影響もあると思いますが、うまく早期教育することでこのような子どもに育てることができるのではないか、と感じています。
たとえば、うまく算数や数学が生活の一部になるようにすることで、算数や数学が好きな子どもに育てることができるのではないか、と考えています。
※もちろん、逆のパターンもあり得ます。
早期教育は、親の指導力が重要!?
進度は「(子どもの才能)×(子どもの興味心)×(親の指導力)×…以下省略…」であると思っています。
子どもの才能と興味心
子どもの才能や興味心については前述した通りです。親に指導力がなくても子どもに才能があれば、問題集を解かせるだけでぐんぐん思考力があがるだろうな、と思います。
また早期教育で子どもをうまく誘導することで、「算数が大好き」の子どもに育てることができて、結果、親が何もしなくても、ぐんぐん成績があがることもあると思います。
親の指導力
子どもの発達が遅くとも、親が適切な高さの壁を与え続けることで、思考力はグングンあがっていくとわかりました。
確かに「脳の発達」を感じることもありますが、息子は小2の今でも、偏差値50くらいの中2よりも思考力があると思います(中学生相手に教えていたので、実感としてわかります)。
早期教育は、子どもの発達が左右する!
3歳から早期教育すれば、「小1で高校数学」みたいなこともできるかもしれません。
が、成長度合いは子どもによって、まったくちがうようです(実体験)。
たとえば、息子。
4歳のとき、片言で何を言っているかわかりませんでした。で、幼稚園では卒園するまで「言葉が遅いので、専門のところに行って調べてきたほうがいい」みたいに言われていました。
今でも息子は発達が遅いので、「小1の夏ごろスタート」が最速だったのではないか、と思います(実際は小1の12月スタート)。
一方、娘は早熟です。早い時期から、ぺらぺらおしゃべりをしています。娘は3歳からでも教育できたと思います(実際は年中の12月スタート)。
というわけで、たとえば3歳から教育できるかどうかは子どもの発育次第なので、何をやっても無理な場合もあると思います。子どもの発育を見ながら無理をせずに早期教育することが肝要ということですね!
子どもの可能性は無限! でも、早期教育の意味はあるのか、と問われると「?」になる
「5歳で英検2級」
すごいと思います!
子どもには無限の可能性があるのだなーと思います。
が、「その英語力が必要とされるのは、早くとも10年後。その間、どうやって維持をするんだろう?」と思ってしまいます。
また、現在の日本の制度だと、早期教育や先取り学習は、あまり意味をなしません。
たとえるならば――。
・今、4月1日
・来年の2月1日に書類200枚を提出しなければならない(ただし、書類の提出はその日しか受け付けない)
→6月に書類200枚作ったところで、来年の2月まで待つ必要があります。
ただ、難関国立大の医学部のように頂点を目指すのであれば「リアルの神童たち」と戦わないといけないわけなので、話は別かもしれないな、とも思っています。
早期教育には、親子関係、夫婦関係もある
たとえば子どもの前で親が怒鳴りあっていれば、子どもの精神は安定せず、勉強どころではなくなるのではないでしょうか。
個人的に、親子関係、夫婦関係は、教育にかなり影響すると思っています。
早期教育は、親の適性も大きい
とある芸能人の早期教育の失敗の印象が強いのですかね。
早期教育といえば、「親が子どもに当り散らす」「子どもが泣きわめいても、強制して勉強させる」などを想像するかたばかりのように思います。
親があまりに感情的になるは、教育以前の問題だと思っています。
低年齢では外注できないので、「子どもだとイラッとしてしまって、我慢できなくなる」と自覚していれば、早期教育はやめておいたほうがいいと思います。
早期教育の実際
いろいろと書いてきましたが、結局、早期教育がうまくいくかどうかは、ケースバイケースと思います。
身も蓋もないですけど。
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