算数の勉強法についての考えです。
考えさせるか、すぐに教えるか?
ここは意見が分かれるようです。
わたしは「考えさせる派」です。
ただ、つぎのように、毎回、じっくり考えさせるわけではありません。
・はじめての「速さ」 → 「速度とは何なのか」だけを教えて、必修例題を解かせる。わからなさそうならヒント。それでもダメなら教える。
・はじめての「旅人算の何度も往復」 → 何度も往復する話だけを教えて、必修例題を解かせる。が、わからなさそうならすぐに教える(ヒントなし)
・予習シリーズ5年下の第11回の必修例題1と3 → すでに教えたことで、だいたい解けるので、いきなり解かせる。考える時間を結構とる。わからないようなら、前に戻る。
・類題 → 教えない。考えさせて、解けないなら、該当する必修例題を解かせる。
基本的には「必要最小限の武器だけ渡して、あとは一人で戦わせる」。
しかし、それでは太刀打ちできないだろうな、と思われる敵であれば、すぐに加勢する感じです。
算数の問題を解くとき、本当に考えているの?
かなりの確率で、ぼーっとしています。これは低年齢だから、ではありません。中学生以降でも、考える癖が身についていない子どもは、考えず、ぼーっとします。
で、考える癖は、一朝一夕で身に付くようなものではないので、ながーーーい目でみています(←年長の娘 笑)。
ちなみに、娘はあやとりを隠し持っていて、目を離している隙にあやとりをしていたこともあります 笑
考えさせていると解くスピードが遅くなる!
解くスピードは遅いかもしれません。
でも、本番は小6の冬です。
少なくとも小4あたりまでは、タイマーをもって時間を測定する意味はわたしには理解できません。
考えさせるといえば、パズル・思考力系の問題?
低年齢の場合、しっかりと考えさせるためにパズル・思考力の問題を解かせるという意見もあるかと思います。
が、「遊ぶと集中力がつく」と同レベルのロジックですね。
わたしは150キロくらいは集中して運転しますしゲームは24時間できますが、受験勉強だとすぐに集中力の限界がきます 笑
受験期では考えさせる時間はない!
受験期になると考えさせる時間をとれないと思いますし、一朝一夕で身につくようなものではないので受験期は解法パターンの暗記に走るしかないとは思います。
ちなみに、解法パターンの丸暗記と大量演習で高偏差値になるわけなので、すぐに教える派を否定しているわけではありませんので、あしからず。
先取り学習か? 現学年の応用問題か?
これを書くと長くなるので、かんたんに書きますが、「小3までの話。受験算数の先取りを否定するのに、現学年の応用問題を解かせているかたは、ご自身の目で、最レベ、トップクラス問題集(小2、小3)の応用問題と、予習シリーズ4年の難易度を比較すればいいのに」と思います。
今の時期の小4の偏差値50くらいの子ども、すなわち、小4の内容を人並みに習得している子どもでも、トップクラス問題集小3の応用問題は解けない、もしくは苦戦すると思いますけどね。
「最レベなどの小2、小3の応用問題を解ける子どもは、たいてい、親が繰り返し解かせることで、解法を丸暗記しているだけじゃないの? 丸暗記じゃなく、考える力をつけるほうが大切だと思うけどなー」とも思います。
で、先取りといえば、「現学年の応用問題は考えれば解ける。でも、低年齢の子どもには、比の概念が理解できない」とかいう腕の悪い塾講師がいます。
「比べるもの」「比べられるもの」でしたっけ?
そりゃ、そんな教えかたをしたら理解できないわ 笑
…と、結局、長くなってしまいました 笑
低学年で計算の速度をあげて何の意味があるの?
大手塾で求められているので、はやくするしかありませんが、正直、かなりの無駄だと思います。 本番は小6ですし、息子だけではなく娘も、問題を解いているうちに計算力がついてきています。 ただ、まったく演習しなくてもいいわけではないとも思いますし、小4からはジワジワ鍛えていったほうがいいかもしれないと思っています。
※追記:小4の息子は女子御三家の算数の入試問題で合格点、小2の娘は浜学園の模試の過去問(小5)で偏差値60あたりです。計算問題はほとんどやりませんでした。
計算を暗記させるべきか?
自然に覚えるまで計算させるのが理想だと思います。
ただ、計算力がある程度ついたら暗記させるのもありだと思いますし、暗記を推奨している塾講師もいるようです。
ただ、数の概念があやふやな小3までの子どもに暗記させるのは害だと思います。
もっとも、害といっても、数の概念が身に付くのが遅くなって、「遠回り=勉強量が増える」だけだと思いますが。
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