裁断して電子書籍化!
中学受験の親塾のため、大手塾のテキストや問題集、市販本などを、つぎのようにしてPDFにしています。
・「プラス 断裁機 PK-513LN」で裁断
・「BROTHER ドキュメントスキャナー ADS-2000」と「BROTHER ドキュメントスキャナー ADS-2200」の2台でPDFにする
※数年前にADS-2000を購入しましたが、PDFにしたいものがあまりに多いため、現時点での最新機種であるADS-2200を購入して2台同時に動かしています。
※いずれのドキュメントスキャナーもA4までの対応で、A3には対応していません(詳細は後述)。
難点は以下。
1.裁断機はバサバサ切れて便利なものの、15キロほどあって重い。裁断するたびに出し入れするのが少し大変。また、大きいので置き場に困る
2.前述のドキュメントスキャナーだと、A3のプリントのうち、文章が縦方向に書かれているものは取り込むのが難しい
上記2。
前述のドキュメントスキャナーだと、A4サイズまでしか取り込めません。下図の左側のようなA3プリントだとA4サイズ2枚と同じなので取り込むことができますが、右側のようなA3プリントだと取り込むのが難しいです。
キャリアシートを使えば取り込めなくはないですが、1枚ずつスキャンすることになりますし、中央部分が切れる可能性があります。
※ADS-2000用:brother キャリアシート CS-A3001
※ADS-2200用:brother キャリアシート CS-A3301
かといって、A3対応のドキュメントスキャナーにすると、十数万円、二十数万円と高額な出費になります。複合機も安くて10数万円のようです(しかも、A3対応の複合機は「巨大」!)。
ただ、A3で縦方向に書かれているものは、大手塾の一部のプリントだけです。
うちの場合、現時点ではこのタイプのプリントの枚数は少ないため、非破壊のドキュメントスキャナーで取り込んでいます。が、そこまでして大手塾の一部のプリントをPDFにする価値はあるのか、といえばそうではなく、PDF化のメーンは塾のテキストであったり、市販本であったりします。つまり、今のところ、A4対応のドキュメントスキャナーで不便は感じていません。
もっとも、通塾して大量のA3のプリントをさばかないといけなくなれば、業務用の複合機をレンタルするか(※1)、腹をくくってA3対応のドキュメントスキャナーを購入するかする予定です(※2)。
(※1)業務用の複合機だとA3もスキャンできるようです(調査していないので「たぶん」の話です)。
(※2)プリンター、複合機(コピーなど)、ドキュメントスキャナーすべて消耗品です。何年後かに買い替える必要があります。またA3対応のものは高価で巨大です。で、うちの場合、A3対応に迫られるのは2、3年後なので、そのころまでは出費をおさえて、処分しやすいようにA4対応のものにしています。必要に迫られたときにA3 対応の最新機種に買い替える判断です。A3でもPDFにしてしまえば、A4までの対応のプリンターでも印刷できます(A4に縮小)。ちなみに、PDFにすればコピーする機会がグッと減る、もしくはなくなるので、今後、A3対応の複合機ではなくてA3対応のドキュメントスキャナーでもいいような気もします。
PDFを使いやすいように編集すれば便利になる!
PDF編集ソフトにて、取り込んだPDFを使いやすいように編集しています。
たとえば、PDFを編集して「練習問題」だけのPDFも作っています(下記参照)。
このようにPDFを編集して便利になったのでしょうか。従来と比較してみました。
<PDF(編集せず>
・学習計画表みたいなものを作っておく(後述)
・PDFを開いて、ページを指定して問題をプリントアウトする
・プリントアウトした問題を解かせる
・解説する。必要があれば、PDFの解説を読む
・学習記録をつける
<PDF(編集)>
・学習計画表はフォルダで代用する(後述)
・たとえば「基本問題だけのPDF」としているので、プリントアウトする部分がすぐに見つかる
・プリントアウトした問題を解かせる
・解説する。必要があれば、PDFの解説を読む
・学習記録が容易(後述)
<従来>
・学習計画表を作っておく
・コピー機で、解かせる予定の問題をコピーしておく
・コピーした問題を解かせる
・解説する。必要があれば、本の解説を読む
・学習記録をつける
「若干、便利になったかなー でもPDFを編集する手間暇を考えると、どうなのかな」です。
フォルダを工夫することで学習の記録を容易できる!
PDFを消去してしまうことがあるので、「マスター」を作ります。具体的には、PDFにしたものは、すべて「資料」のフォルダに入れておいて、これを「マスター」として、ここにあるPDFはすべてコピーすることはあっても移動や削除はしません。
つぎに、学習用にフォルダを作って、PDFをコピーします。たとえば、今は10月なので「2020年10月」という名のフォルダを作ります。そこに10月に教える予定の教材やプリントのPDFをマスターからコピーしています。
「2020年10月」という名のフォルダにコピーしたPDFは、学習内容がわかるようにファイル名を変えることがあります。
(例)「マスター」でのファイル名が「予習シリーズ5年下の基本問題」
→「2020年10月」のフォルダにコピーするときに、「予習シリーズ5年下基本問題の第2回、第3回」とファイル名を変える
このようにするメリットは以下の2点です。
1.「今日は何を勉強するんだっけ?」と、PDFを探すことがなくなる
2.たとえば、2020年10月のフォルダを見ると、その年月に何を勉強したのか一目瞭然となる
上記1。
2020年10月のフォルダの中です。何を勉強するのか一目瞭然ですね!
上記2。
(サブフォルダも含めて)フォルダ名とファイル名の一覧をテキストにできるフリーソフトがあります。それを使うとフォルダ名とファイル名を一覧にすることもできます(印刷もできます)。この一覧、学習記録ですね。いちいち学習内容を記録しなくてもよいので便利ではないでしょうか。
ちなみに、わたしは大雑把なのでフォルダは月ごとにしていますが、つぎのようにもできると思います。
・2020年10月17日などと、日ごとのフォルダを作る
・そこにその日に学習する教材(PDF)をコピーしてそのフォルダに入れておく
・PDFのファイル名を、何を勉強するのかわかるように変える(例:ステップアップ演習 → ステップアップ演習P5から15)
・課題、勉強時間などはメモ帳に書いて、テキストファイルとしてそのフォルダに入れておく(要点、重点をこのテキストのファイル名にすると、フリーソフトで一覧にするときにわかりやすくなります)
つぎのようになるので、学習内容がわかりやすくなりますよね。
・2020年10月
予習シリーズ4年下(練習問題)第1回、第2回
予習シリーズ5年下(練習問題)第1回、第2回
・2020年11月
ステップアップ問題集。p5から10
不正解の問題のPDFを利用しやすくなる!
<従来>
・紙のテキストがメーンなので、不正解の問題のためだけにPCを開かないといけなくて面倒
・そこで事前に不正解の問題もプリントアウトしておく(紙のテキストの近くに保管)。結果、家は大量のプリントやテキスト類があって片付かない…。
<PDF>
・テキストも不正解の問題もPDF。同じところにあって管理しやすい
若干便利になりました。
問題演習の管理が楽!
解かせたい問題がある場合、コピー機だと該当する問題があるページに付箋を貼っていってコピー機でコピーしていって、1冊終わればつぎの問題集で…、としないといけなくて面倒です。
その問題が不正解で解きなおしさせる場合も、またその問題集の該当するページに付箋を貼っていって、としないといけません。
しかし、電子化――PDFにすることで「PDFにて該当するページを抽出する → PDFを結合して1つのPDFにする → クリックだけで印刷」で、楽です。不正解で解きなおしさせたい場合も、該当するページだけを印刷することができます。
電子化は正直面倒でしたが、ここでもメリットを感じることができています。
PDFにすることで家が片付く!
テキスト類には金に糸目をつけないので、次々とテキストや問題集を購入しています。
その結果、クローゼットはテキスト類だらけ…。
書棚も問題集や参考書であふれかえっていました。
が、PDF化を進めているため、ずいぶん整理できました。
これが一番のメリットかもしれません。
ただし、子どもの「目」を考えて、ペーパーレス化にはしない
PDFにすると、タブレットでテキストを読むことができるようになります。問題も解けるようになります。
しかし、子どもの視力を考えてペーパーレス化することはないと思います。
結局、PDF化は有益なの?
つぎのいずれかの場合だと、PDF化は有益だと思います。
・裁断機やドキュメントスキャナーを所有している
・部屋を片付けたい
・学習記録をつける手間暇を軽減したい
・勉強の管理を少し楽にしたい
コピー機でも十分かもしれないとも思います。
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