小3の息子、浜学園の公開学力テスト(小5の算数)で偏差値54でした(2020年6月)。
そもそも浜学園の公開学力テストを解かせていたのは、立ち位置(偏差値)を知るためではありませんが(※)、「問題を解けるようにする考察=偏差値をあげる考察」でもあるので、ここではその話を書いていきたいと思います。
※公開学力テストを解かせていた目的は、別のページで詳しく書いています。
浜学園の公開学力テストの構成
小4と小5の公開学力テストの過去問を見てきました。
だいたいの構成です。
<小4>
(大問1)計算問題
(大問2)基本的な典型題
(大問3以降)思考力が問われる問題
大問1は、「やさしめ」です。ケアレスミスは許されないと思います。
大問2は、かんたんな問題ですが、ひねってあることが多いです。
大問3以降は、「独自のルールを理解して、数え上げていく」のような、初見の問題が中心です。
<小5>
(大問1)計算問題
(大問2)基本的な典型題
(大問3)典型題
(大問4以降)思考力が問われる問題
大問1は、「やさしめ」です。ケアレスミスは許されないと思います。
大問2は、簡単な問題です。たまに難しめの問題が混ざっています。
大問3は、典型題で、難易度はさまざまです。
大問4以降は、初見の問題が中心です。小4の大問3以降と似ていますが、難易度が高いです。
浜学園の公開学力テストの難易度
初見の問題が多いです。
また、一見、かんたんに見えても子どもがひっかかるようにしてある問題もあります。
というわけで、難易度は高いと思います。
ちなみに、浜学園の塾生には、もっと難易度が高いテストがあるそうです。「目指せ!灘中!」だけありますね。
同じような点数でも、どの問題をどの程度解けるのかで対策は異なる!
小1の娘に、浜学園の公開学力テスト(小4の算数)の過去問を解かせていました。
・大問1(計算) → ほぼノーミス
・大問2(一行題) → 8割ほどは正解。ただし、波がある
・大問3以降 → たまに少しだけ解けるが、解けないことが多い
というわけで、娘の傾向です。
※平均点がわからない年度のものもあるので、偏差値は予測。
・50点台、偏差値45あたりの時 → 大問1はノーミス。大問2の出来が悪い。大問3以降はたまに解けている
・50点台、良くて60点前半、偏差値45~50あたりの時 → 大問1はノーミス。大問2が8、9割取れるも、大問3以降で全滅
・70点台、偏差値55あたりの時 → 大問1はノーミス。大問2で8、9割とれて、かつ、大問3以降でたまに解けている
つまり、娘の偏差値をあげるには、2つの対策が必要です。
・大問2 → 安定して8、9割とれるようにする
・大問3以降 → 解けるようにする
一方、小3の息子。
はじめは小4を解かせていましたが、小5にしました。
・大問1(計算) → ノーミス
・大問2(一行題) → ノーミスが多いけど、たまに間違える
・大問3 → ケアレスミスが散見される
・大問4以降 → だいぶ解ける。ただ、ケアレスミスが散見される。難しめの問題は解けない
というわけで、息子はつぎのような傾向です。
・崩れるとき → 大問1から3までのケアレスミスが要因
・60点台、偏差値50ほどの時 → 大問3以降でケアレスミスが散見される
・80点近くで、偏差値60ほどの時 → 大問1から3まで、ほぼノーミス。大問4以降も解けている問題がある
つまり、息子の偏差値をあげるには、ケアレスミスをなくすことが大切です。
大問1と2のケアレスミスに関しては「時間は余っているよね。ゆっくり確実に解いて」というアドバイスでなくなりましたが(以後、崩れることはなくなりました)、大問3以降のケアレスミスが課題です。
このように、同じような点数でも、どの問題をどの程度解けるのかで対策は異なります。
思考力が問われる問題を解けるようにするには?
小1の娘の対策。
・大問2を安定して8、9割とれるようにする
・大問3以降も解けるようにする
前者。
基本をしっかりおさえていれば、あとは問題演習をすれば解決しますし、だいぶ解決しました。
後者。
これが問題です。
小3の息子のときは、公開学力テストの過去問を解かせているうちに自然に解けるようになりましたが、小1の娘の場合は事情が異なるようです。
問題を解かせることで、すこしは進歩しましたが、息子のときほど解けるようにはなっていません。
2人の何がちがうのかというと、算数の思考力だと思います。
小1の娘はそれをあげようと思っています。
ケアレスミスをなくすには?
小3の息子の不正解のパターンです。
・大問3以降の難易度があがった問題でケアレスミス(簡単な問題のケアレスミスは激減した)
・大問3以降の難易度が高い問題が解けない
息子には「不正解 → 何も解説することなく、再度、解かせる → 正解」というケアレスミスがよくあって、大問3以降の難易度があがった問題ではこれが多いです。これをなくすべく、本人の意識改革をしています。
後者は、まだ小3なので視野に入れていません。
偏差値で一喜一憂しないほうがいい
こんな感じで、分析をしています。
偏差値で一喜一憂してしまうものですが、模試はあくまで模試。
偏差値よりも、「内容」を精査をすることをお勧めします。
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