中学受験の記事を読んでいると至るところで「深海魚」という言葉を見かけます。
・ぎりぎり合格、もしくは、まぐれで合格
・中学校に入学後、成績がかなり悪い状況がずっと続く
・その様子が、まるで深海魚のようなので、「深海魚」
深海魚の言葉の定義があやふやなので、何ともいえないのですが、仮に「下位10%」としましょう。
100人いたら、10人。
100人のうち、90人は深海魚ではありません。
確率を考えると、なぜそこまで深海魚を恐れるのかよくわかりません。
確率を抜きにすると、逆に、余裕で入った中学校で勉強しなくなることも十分にあり得ますし、特待をとっていても2年以降、成績の下降で特待がなくなる話も聞きますし。
「中学受験の入試の成績と、大学受験の前の成績との相関がかなり高い」というデータがあれば話は別ですが…。
ちなみに、「低学年で勉強させても失速する」という話も同じですよね。
「何割がそうなるのか」でずいぶんと話は変わりますが、どこを見ても数字はありません。
・低学年で勉強させても失速する確率は70% → 低学年で勉強させても意味はないかもしれない
・低学年で勉強させて失速する確率は1% → 「低学年で勉強させても失速する」という発言は意味がない
低学年の勉強の場合は、「指導法」もあります。長くなるので割愛しますが。
というわけで、深海魚、失速という言葉に騙されないようにしたいですね。
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