・偏差値60以上:16%
・偏差値60未満:84%
84%という大多数のひとが偏差値60未満ということですね。
で、大多数のひとを狙ったマスマーケティング。
・権威に弱い → 「東大生だって? 正しくてスゴイことを言っているにちがいない!」
・難しいことはしたくない。でも成果は欲しい → 公文や漢字、ノートをきれいに書くことならできるかもしれない。東大生が公文をしていたって!? 東大生のノートがきれいって? これはやるしかない!
・嫉妬心がスゴイ → 謙虚にしていないだけで猛烈に叩く
逆に、たとえば、つぎのものはNGです。
・飛び級こそが成功の秘訣! → ふつうはできない。嫉妬と焦りをあおるだけなのでNG。
・灘中には「学年×1時間」の勉強量が必要 → ふつうはできない(わたしも無理。そして安易にまねると子どもが病みそう)
飛び級は中学受験の戦略の1つですが、なぜ非難されるのか。
「子どもは、のびのび!」「親がのびしろを奪う!」「先取り学習は悪です!」「低学年からガリガリ勉強させていると失速します!」「勉強はできても、心は貧しい人間になります!」が、なぜ支持されるのか。
ここに理由があるわけですね。
ちなみに――。
■学歴がすべではない。でも…。
学歴がすべてではありませんが、学歴がないと、スタートラインにさえ立てない世界があります。たとえば、研究者。日本だけではなく、アメリカも同じだそうです(アメリカでは博士号をもっていないと相手にもされないそうです)。医者も、学歴は必須ですね。
■子ども自らがそう思わないといけない!
おっしゃる通りです。が、荒れ狂う公立の中学校に入れるよりも、中高一貫校に入れたほうが、という考えもあると思います。
というわけで、世間の常識をうのみにしてはいけないよな、と思う今日この頃です。
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