国語の入試問題の攻略をはじめた理由
「なんで、こんなかんたんな問題で?」となるのが国語。
実際に子どもに解かせてみないと、つまづくポイントがまるでわかりません。
(国語に関しては)その程度の指導力なので塾の教材を頼りたいところですが、意図がよくわからない設問ばかりなのですよね。もっとも、サピックスの『国語の要』はちがいましたけどね(※)。
※チラッと見たときは「何がちがうんだろ?」でしたが、実際に子どもに解かせてみて、「なるほどな」と思いました。
で、何かよい教材や勉強法がないかな、と、国語がスゴイお子さんがいるブログを読むですが、そういうところって、たいてい鬼のように国語教育しています。
そんな時間、我が家にはない!
その時間を遊びにまわしたいんだ!
というわけで、仕方なく入試問題の分析をはじめました。
国語の学習時間を効率よくして、遊びの時間を捻出するために。
偏差値50と偏差値55の入試問題の間には「壁」があるのか?
現在の子どもたちのレベルです(小2と小4)。
・偏差値48の学校の入試問題 → 制限時間なしにすると合格点に達することもある
制限時間の問題はありますが、仮に「偏差値50の学校の入試問題はクリアーした!」とすれば、つぎの段階は偏差値55の学校の入試問題です。
で、算数の場合は、偏差値50と偏差値55の中学校の入試問題の間には「壁」があります(もっとも、いろいろな中学校があるので、必ずしもそうだとは言えないのですが。ちなみに、算数は何をどう鍛えればその壁を乗り越えられるのかまで把握しました)。
国語はどうなんだろう?
算数とはちがって国語力がつけばたいていの問題が解けるようになるんじゃないのか、つまり、壁はないのではないか?
そう思ったので、先日、試しにつぎのことをしてみました。
・偏差値56の入試問題にチャレンジ!
結果は、「漢字が読めなかった」。
「(この学校を受験する)小6並みに語彙力があれば解けるのだろうか?」ということで、言葉の意味を教えてから、もう一度解かせてみました。
結果は1割。
これでつぎのことがあるかもしれないと思うようになりました。
・国語も偏差値50と偏差値55の入試問題の間には「壁」があるようだ(※)
・語彙力の以外にも壁があるかもしれない
※偏差値50、偏差値55とそれぞれ1校ずつなので、まだわかりませんが…。
ただ、これが正しいかどうかは問題を精査しないとわかりません。そこで、偏差値56の問題を精査しました。
偏差値50と偏差値56の入試問題を精査した結果
子どもたちに解かせた入試問題は、大問1が物語文、大問2が論説文でした。
大問1は難易度が高めでしたが、大問2は問題文がわかりにくいものの設問は平易でした。合格点が67点ほどなので、大問2で50点近く、大問1で半分をとるような感じなのでしょう。
さて、子どもたちですが、大問1の物語文で時間を費やしてしまい、大問2の問題文がわかりにくかったことから難しいと思いこんでしまったようです。つまり、問題の構成から解けなかっただけで、ほかの入試問題だと「手も足も出なかった」みたいな状況にはならない可能性があります。
ただ、どう転んでも偏差値50の学校の入試問題ほどは解けなかったと思いますし、解説をしながら、「子どもたちは、やはり偏差値50の学校の入試問題よりも難しいと感じている」ことがわかりました。
模試での偏差値6のちがいは、小問2~3個正解したか不正解だったかの差です(もちろん、模試などによって異なります)。つまり、模試だと偏差値50になることもあれば偏差値56になることもありますし、その逆もあります。
が、今回は入試問題は偏差値6のちがいは模試ほど小さな差ではないのではないか、と思いました(今のところ、の見解です)。今後も、偏差値55あたりの中学校の入試問題を解かせて、この辺を調べたいと思っています。