中学受験と高校受験にかかる塾代の比較
中学受験はお金がかかるイメージがありますが、いずれの場合も「難関」を目指すと高くつくようです。
・ふつうの学校 → 誰でも教えられる → 低コスト
・難関校 → プロ講師でないとうまく教えられない → 高コスト
具体的な金額です(目安)。
高校受験も案外かかりますね!
・中学受験は300万円(小4から通塾)
・高校受験は200万円(中1から通塾)
ちなみに、ネットと自宅学習という手もありますが、ネットは、ほとんどが「安かろう悪かろう」です。 実績のある塾を利用するほうが賢明だと思います。
超難関大を目指す場合は、中学受験!
少子高齢化で、年々、人口が減少しているので、大学受験は易化しています。
将来、大学の統廃合で大学の合格枠が激減しない限り、この傾向は続くと思います。
つまり、「大学合格のための中学受験」は、今の時代にはそぐわないかもしれません。
ただ、東大の理3を頂点とする猛勉強を要する大学、もしくは、エスカレーター式の有名大学付属だと中高一貫校しか選択肢がありません。
このことについて、具体的に書いてみます。
さて、 大学の偏差値によって、グループを分けしてみました。
※ふつうの子どものケース(神童は除外しています)
(グループA)偏差値測定不能
(グループB)偏差値70
(グループC)偏差値60
(グループD)偏差値50
グループC、グループDであれば高校受験からでも十分間に合うと思います。
グループBは中学受験をして難関の中高一貫校に入るほうがいいかもしれませんが、グループBといえども、高校受験からでも間に合うと思います。
ただ、グループAだけは、中学受験から難関の中高一貫校に入れたほうがいいと思います。膨大な量の勉強を強いられるため、できるだけはやい時期から勉強したほうが負担が分散されるためです。
というわけで、東大の理3などを目指すわけではないのならば、「高校受験からの」の選択肢もありだよな、と思います。
中学受験で有利な点は親の関与!
中学受験は、高校受験や大学受験に比べるとかなり有利な点があります。
それは、親が勉強に関与できることです。
・親が学習習慣をつけられる
・(親にやる気があるならば)勉強を教えられる
・親が子どもの勉強の進捗の管理などができる
DQでたとえるなら、子どもはレベル1なのに、親が「はがねのつるぎ」「はがねのよろい」「てつのたて」を与えるようなものですね。
親が子どもの成績を引き上げたいのならば、中学受験を視野にいれたほうがいいかもしれませんね。
ちなみに――。
ズルい?
子どもの自立心をなくす?
子どもは成長できない?
ズルいと思うのは、ゆとり教育、賛成派でしょうか。
世の中、競争です。
しかも、世界人口はあり得ないペースで増加しています。
それなのに、よくそんな呑気でいられるよな、と、わたしは思います。
で、親の関与の話になると、子どもの自立心や成長を持ち出すかたがいますが、「親が関与していないのに『自立心がない』『成長できない』ほうが圧倒的に多いという事実に目をつぶていません?」と聞いてみたいです。
親が関与せずに失敗したケースなんてその辺にゴロゴロあるのに、親が関与して失敗したレアケースだけを持ち出すのは…。
※どのようなことでも、やりかた次第ですし、向き不向きもありますが。
※子どもが小学生のうちに高校受験の勉強をさせるのも一つの手だと思いますし、そうすれば中学受験だけ有利というわけではなくなるのですが、小学生のうちに高校受験の勉強を教える親はレアですからね(小学校→中学校と教えることが多いので挫折してしまうのかもしれません)。
高校受験で有利な点は、子どもの成長を待てること!
中学受験は早熟が有利といわれています。なぜそのように言われるのか、難関中の国語の入試問題を読むと、その答えがわかります。
「これって大人の話だよね。本当に小6にわかるの?」と。
早熟な子どもではないと、とても解けないと思います。
一方、高校受験の場合は、子どもはある程度まで成長しています。早熟ではなくても戦えるわけですね。
高校受験の内申書はひとによって価値が変わる!
高校受験には内申書があります。
内申書の評価は不透明で、先生の好みでいくらでも点を変えられるため、極論をいえば、勉強があまりできなくても、先生に媚びへつらうのが上手であれば高校受験だと得するかもしれません。
このようなあまりに不透明な内申書の制度を嫌って中学受験を考えているひともいるそうです。
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