「中学受験、熱望校を作ろう!」
そのデメリットを考えず、安易に勧めるひと、乗っかるひとが多いですよねー
後者は親の熱望校だから、なのでしょうけど。
というわけで、ここではおもに中学受験で熱望校を作るデメリットを紹介します。
熱望校を作るメリット
「子どもが自分の受験ととらえて勉強するようになる」でしょうか。
でもまあ、子どもというものは、「口では受験するといっていても、頭の中ではずっとドラクエ」ですけどね。
熱望校を作るデメリット1~不合格の場合のダメージが大きい
「受験で残念だったときのダメージが大きい」でしょうか。
ネットサーフィンしていると「開成ダメで高校受験でリベンジ」を見かけますし、そういう子どもは中学受験で合格した子どもよりも良い経験を積んだと思いますが…。
みんながみんな、結果を前向きにとらえられるわけではありませんからね。
何より、親が、「(世間的には評価が高いのに)第×志望の中学校しか合格できなくて…」みたいに言ってしまうと…。
とはいえ、受験前に「(第一志望の)×中いいよね!」みたいに言っていると、いざ不合格のときに「(第×志望の学校の)×中、良いよね!」と言っても説得力ゼロですけどね。
これは前にも書きました。
今回は、「子どものメンタル」。
熱望校を作るデメリット2~子どものメンタルで不合格になる可能性もある
もう一度、入試を行うと合格者の半分が入れ替わるという話があります(開成の先生が言っていたのでしたっけ?)。
ボーダーの付近にかなり集中しているのでしょうね。
で、算数の入試問題の問題数を見ると、1問の配点が高い!
しかも、算数の場合は誘導に乗っかって芋づる式に解くことが多いので、ちょっとしたミスで大きな点差になりえます。
で、受験するのは小学生。
まだまだ子どもです。
つまり、「模試の偏差値だと足りている(でも鉄板ではない)ように見えるが、実のところ、団子状態。で、子どもに、『絶対に×中!』とプレッシャーが過度にかかっていて、算数でちょっとしたミスからの大量失点(芋づるなので)。それを挽回できなくて…」もあり得るのではないかな、と思っています。
「絶対に×中に行く!」
ましてや、親が「何が何でも×中!」とプレッシャーをかけていれば、逃げ道はなくなるので…。
ま、メンタルが強い子どもだと、そういう逆境がむしろプラスになることもあるかもしれませんけどね。
うちの作戦!
「×月の模試を本番にする」
このように書いてきました。
わたしのやる気を出すという意味合いのほうが大きいのですが、子どものメンタルを考えたうえでの作戦でもあります。まずは以下。
・めったに行かない模試をふだんから「×月が本番だから!」とプレッシャーをかけたうえで受けさせることで、子どもたちの性質を見極める
子どもたちがどういう性質なのか見極めたかったわけですな。
結果は以下(ふだんの様子も加味)
小2の娘は、「本番こそ強い」。
小4の息子は、「本番もあまり変わらない(家も塾も、きっと本番でも変わらない)」。
つぎに、小4の息子はもうすぐ小5なので、今後以下も必要になるかな、と考えています。
・「×月が本番!」「偏差値×以上とれ!」などと言うことでプレッシャーをかけて、慣れない会場で模試を受けさせる
が、「どうせ模試だしな。(元プロなので)ふだんの問題演習で弱点などもわかるし、本番に強いかどうかは生まれ持ったものが大きいように思うし、小6からで十分じゃね?」で遊びに行ってしまう確率が極めて高い! 笑
もっとも、うちの場合は模試の結果はどうでもよいので、こういうことができるわけですが。
・親塾なのでクラスの昇降とか関係ない
・塾のメダルや×傑とか見栄を張ったり、うちの子自慢にも興味がない
・ふだんの演習や模試の過去問で弱点、課題は把握している
・「初見の入試問題、どのような出題形式でも対応できるようにする」がすべて(それは小2の娘も同じ)
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