模試による偏差値の差(算数)
子どもたちに実際に模試の過去問を解かせた結果、以下となりました(※)。
※小5の算数。子どもによってちがうこともあるようですが、うちの場合は2人とも以下のようになりました。
・浜学園とsapixは問題の傾向がちがうものの、偏差値は同じくらいになる
・(浜学園とsapixの偏差値)+10=(四谷大塚の偏差値)
つまり、つぎのようなことが起こります(同一人物が同じ時期の模試を受験した場合)。
・浜学園やsapixの偏差値50
・四谷大塚の偏差値60
なぜこのように模試によって偏差値がちがうのでしょうか。
それは母集団の差です(かんたんに説明すれば以下)。
・浜学園やsapix → 成績が優秀な層が多いので平均点が高くなる
・四谷大塚など → 優秀層から苦手な層まで満遍なくいるので平均点が低くなる
※平均点から乖離していればいるほど偏差値は高く(もしくは低く)なります。たとえば、平均点が高いと偏差値は高くなりにくくなり、逆にものすごく低く出ることがあります。
模試による偏差値の差(国語)
馬渕教室の国語の過去問を解かせました(小5の2月)。
・娘 → 90点
・息子 → 94点
※平均点70点ほど
2人とも偏差値60は超えていると思います。
しかし、先月、受験した駿台浜学園の国語の偏差値は以下でした(小5の3月)。
・娘 → 偏差値51
※平均点67点ほど
算数と同様、母集団の差――馬渕教室のほうが勉強していない子どもが多いために、このような差が生じているのでしょうか。
国語についてはちがうのではないか、と感じています。
物語文の難易度で偏差値が上下する
うちの子どもたちは物語文が普通程度しか解けません。
模試は以下だったので、これが偏差値のちがいにつながったのだと思います。
・馬渕教室の模試 → 今回の模試では物語文は平易
・浜学園の模試 → 物語文のみ
ただ、それだけではないと感じています。
国語は利用しているテキストの差があるかもしれない
算数といえば浜学園ですが、国語の評判はまるで聞きません。
また、馬渕教室も難関中の実績を増やしてきています。
つまり、国語に関しては母集団の差ではないと思われます。
ほかにも、娘が本番に弱い可能性も考えられますが、本番のほうが強いです(家だと手を抜いて点数が悪くなります)。そもそも算数は家で過去問を解かせたときと大差ありませんでしたしね。
では、何が要因なのでしょうか。
利用しているテキストの差かもしれないと考えています。
・親塾 → 馬渕教室のテキストを利用(国語) → 馬渕教室の模試では点をとれる
つまり、模試は塾生が有利になっているのではないか、と思っています。
なぜそのように思っているのか。たとえば――。
・範囲がない試験とはいえ、授業で扱っているものが出題される(例:授業で扱っていない語彙や国文法の問題は出題できない)
・教材も模試も同じ塾の塾講師が作成しているので癖がでる
小6では差はなくなる。偏差値に惑わされない!
ただ、このような差は小6にはなくなります。
通っている塾の模試の偏差値を見てきちんと学習できているかどうかの確認するのは良いとしても、他塾の模試の偏差値が良くても悪くても気にしてはいけないな、と思いました。
ちなみに、うちの場合は浜学園の模試の偏差値のみを問題視していて、物語文の強化をしています。
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