親ガチャとコンプレックス

教育全般

・お金持ちの集団にいる場合 → 親の年収1千万円。うちは恵まれていない…。
・貧乏の集団にいる場合 → 親の年収1千万円。うちは恵まれている!

「恵まれている」「恵まれていない」は絶対評価ではなく相対評価なわけですな。

で、親ガチャ。
インターネットの登場で子どもは親の格差を感じても仕方がないよな、と思います。ネットではその家庭の裕福さだけではなく、親に何をしてもらっているのかまで筒抜けですし。

<リアルの世界>
・ふつうの集団。しかも、家庭の話を聞く機会は少ない
→「恵まれていない…」と感じる機会は少ない!

<ネットの世界>
・お金持ちから貧乏までいる集団。しかも、親が子どもに何をしているのかまでわかる
→リアルの世界では知り得なかった「中学受験の塾、中高一貫校、塾や予備校などと子どもの教育に大金を積んでいる」みたいな家庭があると知って(← しかも、そういう家庭があたかもたくさんあるかのように感じてしまう。実際は少ないのに!)、比べてしまって、「親ガチャで外れたわ」となっても仕方がない!

というわけで、「親ガチャで外れたわ」という気持ち。
よくわかります。

ひとは比較する生き物なので、「上流階級と比べるな!」といわれても比べてしまうものですから。

が、その先にある「そもそも恵まれている、恵まれていないの比較の基準にしているものが間違っているんじゃね?」に気が付いてほしいな、と思います。

どういうことか。

以下のようにいうひとがいれば、「で?」と感じると思います。それはレアカードに人生の価値を見出していないためですよね。

・Aくん:俺はレアカードを持っている!
・まわりにいるひとたち:すげーやつ!!!

それと同じ。

自分にとって価値があるものを基準にすれば、人生ガチャで「当たり!」になることもあるのではないでしょうか。

・「親の年収」「子どもにかけているお金」を比較の基準にすると「恵まれていない」になる
・が、自分の人生にとって重要なものを比較の基準にすれば、人生ガチャで当たり!(親以外の基準。たとえば、友人、恋人など)

これはコンプレックスにも通じます。
わたしはコンプレックスというものがほとんどないのですが、それは、「自分の人生にとって何が重要か?」をきちんと考えていて、それを比較の基準にしていて、それについては努力を惜しまず、ひとには負けていない自信があるためです。

…何を基準にしているのかって?

「遊び」です 笑

「365日、2日に1日は朝まで飲むコース」「365日、子どもたちとの遊び!」を超えるひとはそうそういないのではないでしょうか。
で、ここまで遊べば、たとえわたしを超える猛者がいても尊敬こそすれ、コンプレックスを感じることはないですね。

…いや、そもそも自分とまわりが楽しむことこそが価値あるものと考えてるので、わたしを超える猛者がいても興味はないですね。

というわけで、「自分の人生にとって何が重要か?」をきちんと考えて「軸」を持てば、人生、余計なことで苦しまなくても良いのにな、とよく思います。確かに自分ではどうすることもできない不幸が降りかかることもありますが(←そういうこともありました)、よく言う「トンネルはいつか抜ける」ですしね。

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