※個人的な見解です。
「一族東大」もあれば、両親ともに勉強はできないのに子どもは秀才もあれば、両親ともに高学歴の医者なのにお子さんは学力に問題があるケースもあります。
それに、「学力は親からの遺伝」と主張しているかたたちが持ち出す研究の前提となっているのが、「一卵性双生児の遺伝子は同じ」。
が、そもそもの一卵性双生児に学力差があるなど、その研究も胡散臭いな、と思います。
というわけで、「親からの遺伝もあるが、それほどではないのでは?」と思うようになりました。遺伝ではないならば、何が要因なのか?
家庭でのプレッシャー!
わたしが聞いた「一族東大」「一族麻布中」は家庭で相当なプレッシャーがかかっているようです。まずは、家庭でのプレッシャーですね。
教育費の差!
それ以前に教育費にかなりの差があります。
40代の平均年収は500万円。
平均的な家庭では、中高一貫校、鉄緑会などの費用を捻出するのは難しい…節約すれば捻出できるとしても、そこまでして子どもの教育費につぎこもうとするひとはかなり少ないと思います。つまり、教育費のほうが影響が大きいかもしれないな、と思っています。
子どもの地頭はどうなのか?
子どもの地頭(※)はどうなのでしょうか。
※地頭、遺伝子、才能、センス。すべて同じ意味で使っています。
同じカリキュラムなのに、みるみる成績があがる子どももいればそうではない子どももいます。
やる気などだけでは説明しがたいものがあるので、遺伝子のちがいは確実にあると思います(※)。
※「天才」は6歳で大学入学、10歳で卒業のレベル。それ以外は「優秀」なのでしょうね。
では、子どもの遺伝子がすべてなのか?
親塾をする前は、偏差値60に壁があると思っていました。それ以上は遺伝子なのかな、と思うこともありましたが、それは間違いだとわかりました。
なぜそう言えるのか?
飛び級は学習量に1年分の差があるので相当たいへいんです。浜学園は進度がはやくてついていくだけでもたいへんといわれています。
そんななか、子ども2人は、「数のかぞえかた」…つまり、まさしくゼロから教えたのですが、遊び呆けていても2学年、3学年の飛び級。勉強を積み木でたとえると、以下だったのではないか、と思っています。
・ほかの先生が積み木をめちゃくちゃに積む
・その上に積み木を積んでいかないといけなかったので偏差値60に壁を感じた
要は指導者によって、ずいぶんちがうな、と感じています。
おそらく、優秀な生徒は、授業をしっかりと聞き、もしくは自習でつみなおして、きちんと積み木を積んでいっているのでしょう。
何を書きたかったのかというと、子どもの遺伝子の影響はあるものの、受験レベルではその差は指導者が埋めることもできるのではないか、です。つまり、お金ですね。
というわけで、以前は遺伝子だろ、と思っていましたが、親塾をして経済力による教育格差が深刻だな、と思うようになりました。 あとは、お金で学歴を買うことはできませんが、お金持ちはお金で近道を通っているよな、とも思うようになりました。
ちなみに――。 社会に出てからが本当の勝負。 遺伝子が優れているひとが勝つ! …とは思っていません。
何が成功なのかはひとによってちがうので、人生は「勝負」ではないと思いますし、わたしは、人生は楽しめているのか、幸せなのかが肝要であると思っています。
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