もう20年以上前の話になります。
20年以上前といえば、まだ熱心に子どもに勉強させる家庭も多かった時代。
そんな時代でも、の話。
さて、とある先生の代講で、中1の英語の授業をしました。何の代講だったのか忘れてしまいましたが、文系科目で、暗記の宿題でした。
「宿題の英単語、覚えた? これから英単語、正解したひとから座っていくゲームをしよう! 全員、起立!」
結果は、ほとんどの生徒が覚えていませんでした。
あまりに酷かったので、勉強や宿題の意義について話しました。
が、あとでクレーム殺到!
「うちはそんなに勉強させるつもりはないの!!!」というクレームだったそうです。
こういう状況について、経営者でもある先生が、よく「Aくん(←わたし)の時代とはちがうんだよ。親はもちろん学校の先生もしつけさえも放棄して、子どもは、年々、酷くなっている…。だから、ボクがしないといけないんだ!」みたいに話していました。
今は、そういう風に育ったかたたちが親になって、「宿題? しなくてもいいわよ! 塾に通ってさえいれば、後のびするから! ゲームや漫画? 好きなだけして!」などと、ご自身のお子さんの足をひっぱるだけでは飽き足らず、子どもの顔さえも知らない赤の他人の家庭にでも、「そんなに勉強させて、子どもがかわいそう!」と足をひっぱっているのだろうな、と思います。
学力差からの経済格差。
これが深刻なのを、そして、そこから抜け出すには努力が必要なのを知ろうともせずに…。
ちなみに――
わたししか空いている塾講師がいなくて、国語の代講もしたことがあります。
わたしが教えられないのを知っているので、担当の先生はいくつかテストを用意していました。
そのうちの1つ――漢字テストで生徒と勝負!
「わたしに勝てばアイスクリーム!」
が、4分の1ほどの生徒に負けてしまいました 笑
ふと思い出して、そんなときもあったな、と懐かしく思いました。
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