※この記事では「高学歴=成功」「そうでなければ失敗」という基準になっていますが、学歴がすべてとは思っていませんので、あしからず。
・子どもは、のびのびと遊ばせる
・受験期になれば、親は「塾に行かせる」などの環境は用意する(これも子どもの自主性に任せて、お金だけ出すのが理想)
理想的な教育法として紹介されていますが、おそらく、ほとんどの家庭は実践しています。
「自主性」「のびのび」の御旗のもとに、子どもを放置しているわけですから。
で、その結果、9割は高学歴ではありません。
※マーチあたりまでを高学歴とするのならば、1割は高学歴、9割はそうではないことになります。
一方、飛び級や早期教育などを非難するひとたちが、その根拠としてあげているのが、「飛び級の天才児だったのに、今は~」の実例。
飛び級の天才児だったのに犯罪者になったユナイテッドボマーが有名ですね。
が、こういう話って、Nの数があまりに少ないのですよねー
・理想とされている教育法 → 大多数が実践。で、9割が失敗 → Nの数はめちゃくちゃ多いので「大多数が失敗する教育法」と判断しても問題はないのでは?
・飛び級の天才。しかし今は…。 → Nの数が極めて少ない(統計的なデータは皆無)。飛び級や早期教育の効果などについての結論は出せないのでは?
「理想とされている教育法を実践すると9割は失敗。自分の子どもにはそうしたくないなー」「早期教育、飛び級などは、未知数だよねー」と考えるのが妥当だと思いますけどね。
もっというなら、「耳障りが良い。でも効果は全くない(むしろ害)」のものこそ支持され、世に、はびこり、労力をかけないといけないものは支持されにくいどころか非難までされる構造になっている――「自主性」「のびのび」という御旗のもと、子どもを放置することを正当化できる教育法は支持され、親がかなりの労力をかけないといけない早期教育などは非難されやすい構造になっていて、そこに子を想う親の心を食い物にする早期教育産業もあって…と、この辺の話を書くと長くなるので割愛します。
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