テレビで、学力トップクラスの秋田の小学校が特集されていました。
「秋田がトップなんだから、地方の教育格差はないんじゃないの?」
そう思ったのですが、「でも、秋田出身の難関国立大卒のひとに、会ったことがないよなー」などと違和感があったので、ググってみました。
結果、秋田、大学進学率がかなり低いようです。
・なぜ、秋田は学力テスト1位なのに、進学率が低いのか?
https://president.jp/articles/-/10813
「なぜ?」
まず、考えられるのは「コストの問題」。地方から大学にいくにはお金がかかります。
つぎに、上記の記事にあるような「地域で大卒を否定」。親にお金を出してもらえないと、大学進学はほぼできません。
そして、「情報の質」。
どういうことか?
テレビでは、放課後、強制的に図書館に行かされているところが放映されていました。
・秋田 → 放課後は図書館
・都内 → 放課後は大手塾
3か所の図書館にある算数の本、ぜんぶ目を通しました。結果、古くて、極めて、わかりにくいものばかりでした。一方、予習シリーズは練りに練られていると思います。
そういう良質なテキストを使って、わかりやすくて、楽しい授業をするカリスマ塾講師が教えます。
入手できる情報(参考書など)の質は天と地ほどちがうわけです。
※学力テストのレベルでは質がかなり悪くても勉強量でなんとかなるでしょうが、大学受験になると大きな差になると思います。
「そうはいうけど、学力テストで全国トップクラスなんだぜ?」
で、学力テストの内容を見てみました(小6の算数)。
「面白い内容だよなー 今度、子どもにチャレンジさせてみよう!」
…年長の娘が小1になったころに。
学力テストで点数がいいのは、単に、都心部の小学生(※)はまだスイッチが入っていないだけなのではないかなーと思いました。
勉強していない子どもが多い中、放課後まで図書館で勉強させて、トップクラスになれないほうがおかしいとも思いました。
※中学受験を考えていない層
というわけで、やはり地方の教育格差は根深いな、と思いました。
そして、そういうことをわかりながらも、秋田の小学校を持ち上げる、マスメディアは気持ちが悪いなーとも思いました。もっとも、世間がそういうものを求めているだけなのかもしれませんが。
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