「男子の最難関中を除けば、以下のカリキュラムで十分じゃないの(※)」と思うようになりました。
※「高学年の高負荷を分散させるために、低学年から学習」「勉強に対するモチベーションがないので、小さなころから通塾させたほうがいい」などの目的がない場合の話です。
・小3まで:学習習慣をつけて、家庭学習ができるように!
・小4:もう遊びではない! 家庭学習もしっかりしよう!
・小5:本格的な学習がはじまる。でも、まだ小6に比べるとゆるい
・小6:猛勉強!!!
なぜ、このカリキュラムが前倒しになっている――つまり、なぜ中学受験対策が低年齢化しているのか?
受験産業のあおりといわれていますしそれもあると思いますが、一部の親の暴走も原因のように思います。
親が「低年齢の今からすることはないですか?」と聞いてくるので、「今すること? うーん。ないよな。でも何かやりたそうだし…。計算問題や漢字でもしておいてください」のような軽いノリで話したのに、一部の親が過剰に反応、暴走して以下。
・計算しかない公文式をそこまでする意味はないのに、公文式で高進度!
・すぐに忘れるし、意味もわかっていないのに漢字検定で×学年の飛び級!
・算数パズルという名の、推理・論理、条件整理などの問題だけをやたら解かせたり、それこそ脳の発達があるだろうに立体の問題をやたら解かせたり…。
・低学年の模試には何の価値もないのに、模試三昧。低学年は範囲も狭く、難易度も低く、ライバルも本気になっていないので、かんたんに高偏差値。そして、模試ジャンキーへ。
ただ、歪んだ形であったとしてもその熱心さが続けば塾のカリキュラムもしっかりとこなすでしょうから、そのまま高偏差値をキープ、そして合格を勝ち取る家庭もあると思います。
それで「難関中に合格させたママ」なるかたたちがでてきて、「うちの子どもが東大なのはパズルと公文式の高進度!」という感じで言うので、多くのひとが低年齢から迷走…ちがった。低年齢化が進んでいるのではないか、と思います。
ま、何の根拠もない妄想ですが、中学受験ブログの記事を読んでいるとそう思います。
ただ、灘中の算数は別格なので、低学年から勉強しないと厳しいのかもしれませんけどね。一例をあげると、最高なんとかのテスト(小6)を見たら、「簡単じゃね? ん? 制限時間10分って。おかしいだろ 笑」ですしね。
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