「虚偽の記憶」を減らす方法
https://wired.jp/2012/04/23/how-to-improve-eyewitness-testimony/
どれだけ勉強したのか?
記憶ほどアテにならないものはありません。
つぎのようなことが、あり得るためです。
1.長時間の勉強が常態化。ただでさえ親は勉強のしんどさを感じにくいのに、常態化によって完全に麻痺。日々の長時間の勉強について何とも思わなくなる(印象が薄い)
2.毎年、春休みと夏休みに1週間だけ旅行に行く。「遊んだ!」という記憶が強く残る
3.合格後、「勉強していないのに難関中!」とドヤりたい心理なども相まって、「上記1はきれいさっぱり忘れて、上記2だけ記憶に強く残る」と記憶がゆがめられていく。そのうち、「うちは遊んでいたけど合格した」となる
4.時間が経てば経つほど、上記3の虚偽の記憶が強化されていく。本人は虚偽の記憶を真実だと思いこんでいる
そもそも、ひとによって感じかたがちがいますしね。
・一般人:勉強1時間。遊び5時間 → めちゃくちゃ勉強した! 東大も余裕かもしれない!
・勉強の鬼:勉強5時間。遊び1時間 → めちゃくちゃ遊んでしまった…。もう人生終わりかもしれない…。
それ以外にも、以下などもあります。
・「うちの子どもは勉強していないのに、最難関中に合格した」と、ドヤりたいがゆえの「勉強していない」
・猛勉強。万が一合格できなかったときの保険で「勉強していない」
・「努力は素晴らしい」は、勉強は例外。叩かれる、余計な摩擦を減らしたいがゆえの「勉強していない」
-それに加えて、ネットは誰でも何でも書き込むことができるので、そもそもの「最難関中に合格」が虚偽である可能性もあります。 このブログを通じて会ったかたの1人が出版社勤務で、「中学受験の企画が進行していた。成績について嘘をついてもすぐにバレるのに、嘘をついているひとがいた」があったと言っていましたし。
というわけで、中学受験終了組の勉強時間に関するアドバイスは信用しないほうがいいと思っています。 もっとも、客観的なデータがあれば話は別ですが、日々、勉強時間を測定してメモっているひとなんて滅多にいないでしょうしね。
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