一行問題とは?
一行問題とは、その名の通り、1~2行程度の問題のことです。
(1)500円の6%。
(2)6aは何ha?
(3)太郎くんクラスは40%が女子で、16人いる。太郎くんのクラスは何人ですか。
(4)1日目に全体の1/3、2日目に残りの3/5、3日目に80ページを読んだら、本を読み終わりました。本は何ページある?
(5)2時間36分は何時間?
(6)仕入れ値の4割増しの定価をつけ、定価の2割5分引きで売ったら、利益は200円だった。仕入れ値はいくら?
(7)ノート3冊と鉛筆12本を買うと1320円、ノート4冊と鉛筆6本を買うと1260円だった。ノート1冊の値段は?
基本をおさえていれば解けるような問題です。
試験では一瞬で解けて、かつ、正解しないといけない問題でもあります。
なぜ、一行問題を解かないといけないのでしょうか。有効なケースを紹介します。
年長の娘は解法を丸暗記するので、一行問題が有効!
年長の娘は、理解せずに解法を覚えようとします。
式を丸暗記していることもあります。
「なぜそういう式になるのか、などを考えることが大切」と言っているにも関わらず…。
よって、娘の場合は、同じテーマの基本問題を解かせるのは非効率です。
・10問の問題!
・「つるかめ算」とわかる
・丸暗記した解法パターンを思い出して、1問解く
・あとは、ひたすらパターンで解いていく(頭を使わない作業と化す。本人に覚える気はないのに、漢字を書き取りさせるようなもの)
そこで、総合問題としての一行問題!
娘のような子どもの場合は有効だと思います。
・さまざまな問題がランダムに出題されるので、「ひたすらパターンで解く」は通用しない
・基本問題が中心の一行問題にすると、算数の思考力があまりない娘でも解ける
ただ、これでも解法パターンの丸暗記に陥ることもあるので、あわせて「しっかり考えよう」の指導も必要だと思います。
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