理科と社会はアクティブラーニング!
理科と社会は興味があればすぐに習得できますが、興味がなければかなり苦労します。子どもの興味心を育てることが大切だと思っています。
また、算数と国語はどうしても受動的な勉強になってしまいますが、理科や社会だと能動的な勉強にすることもできます(もちろん、ある程度のレベルまでは、の話)。
というわけで、理科や社会については、子どもが能動的に勉強するアクティブラーニングが良いのでは、と考えています。
ただ、子どもにはまったく知識がないので、ある日いきなり「自分で考えて勉強して」といっても何もできないと思います。あらかじめ知識を詰め込んでおく必要があると思います。これを例えるならば、以下。
<前もって知識を詰め込まずにアクティブラーニングする場合>
・ケーキの材料がないのに「ケーキを作って」と言っているようなもの。「知識」というケーキの材料を用意してあげないと、ケーキという「自分で考えて勉強する」はできない!
<知識を詰め込んでからのアクティブラーニング!>
・知識を詰め込むことで「自ら考えられる」ようになる
そこで、まずは「観察と記録」を教えました。たとえば「ハイキングのときにスケッチブックを持参。観察日記を書かせる」「カブトムシやクワガタの育成のときにも観察日記を書かせる」などをしてきました。
それ以外にも親塾で国語力をつけています。
で、ある程度のレベルに達したので、つぎに「知識を詰め込んでからの観察」をはじめることにしました。具体的には今の季節にあわせた「冬の生き物の観察」です。
<予定>
・知識を軽く詰め込む(すでに実施)
・親が中心になっての観察(今回)
・さらに知識を詰め込む(今後)
・子どもたちが中心になっての観察(今後)
・議論する(今後)
冬の生き物の観察!
理科のテキストの「冬の生き物」をザッと説明。
覚えるものを軽く暗記させてから、自然あふれるところに行ってきました!
ちなみに、寒いので観察だけにする予定だったのですが、小1の娘が「スケッチブックに書く!」と言い出したのでスケッチブックも持参しました(言い出したら聞きません)。
夏だと蚊などがいるので、この季節しか観察日記を書けないわけですが、それでも寒いのですよねー
発見できた植物と昆虫の卵など
まずは、アジサイの冬芽。
鱗片がなく、複数の小さな葉で覆われているそうです。
ハルジオンかヒメジョオン。
ロゼットの代表格ですね。
ナズナ(ぺんぺん草)。
こちらもロゼットの代表格です。冬でも、花が咲きます。
ついでに単子葉類の葉っぱを見せました。見せるまでもないのですが、知識を詰め込んだあとですしね。
モクレンの冬芽。
鱗片が産毛で覆われています。
カエデの種子。
小さなころに遊びましたよねー
カラスウリ。
塊根が特徴の植物です。
ちなみに、テキストでは「動物に食べられて種が運ばれる」と書かれていましたが、自然では売れ残っていました。ググると不味くて鳥も食べないそうです。
ジャノヒゲ。
こちらも塊根が特徴の植物です。
別のところにもジャノヒゲがあって、こちらには青い実がついていました。
ススキと思っていたものは、実は荻で、ススキとはちがうそうです。
※写真は小さくでわかりにくいですが、右側のもふもふしたものが萩、左側の竹ぼうきみたいなものがススキ。
センダングサ。
種子が動物などにくっついて生息域を広げます。
ちなみに、草むらに入るとこれが足にビッシリつくことがあります。取るのが大変です。
イラガの卵。
「卵で冬を越す虫」としてテキストで紹介されていました。
マイマイガの卵。
これは試験に出るかどうかはわかりません。ちなみに、写真を拡大したら、気持ち悪かったです。
中学受験とは関係ありませんが、朽ち木の食痕。
割ったら、ゴミダマシ虫の幼虫がいました。
幼虫の写真はキモイので割愛しました。
観察しながら観察日記を書く!
小1の娘と小3の息子の観察日記です。小1の娘はもう一枚書いていました。
※左が娘、右が息子。
息子はすぐに飽きますが、娘は自ら観察日記を書きますし、雑草の花を分解して「これがガクだよね」、釣った魚を触りながら「これがエラだよね」などと言ってくるので、理系向きですね。