商売では「予防は儲からない」といわれています。
実際、「命にかかわる病気! 治療代50万円!」といわれると支払うと思いますが、「命にかかわる病気になる可能性がある。予防するために10万円支払って」といわれても支払わないと思います。
ひとは追い詰められないと動かないものです。
※わたしは学生のころ、夏休みが終わってから、夏休みの宿題をしていました 笑
さて、「受験直前に学力のピークをもっていく」と、よく言われています。
しかし――。
受験期の親の多くは精神的に追い詰められます。
また「受験直前に学力のピークをもっていく=受験期は塾の授業時間も長い=親の支払いのピークは受験期」になります。
つまり、親が追い詰められるタイミングと、大金を支払うタイミングが見事に合致しています。その理由が「受験直前に学力のピークをもっていく」。
偶然?
本当に学力のピークはあるのでしょうか?
低年齢・低学年からコツコツ勉強させることは、本当に意味がないのでしょうか?
中高一貫校生の強みに「早々に一通り終わらせて、受験期まで総合演習」がありますが、この場合の学力のピークとは、一体いつのことなのでしょうか?
いろいろと考えてみるのも面白いかもしれないですね!
ちなみに、わたしは、つぎのように考えています。
・暗記は確かにピークがある。ピークを意識したほうがいい。でもそれ以外は…。
・受験の直前にピークをもっていくのも1つの戦略。でもそれがすべてではないし、その戦略だと受験期の負担が半端ない
だからこそ、算数と国語の先取り学習をしているわけですが…。
※もちろん、それだけが理由ではありません。
飛び級しまくり、灘に合格したお子さんの親のブログに、「理系科目は小さなころから教えると、驚くほどのびる」みたいにありました。
世間一般では「地頭が良いだけだろ?」ですが、実際に教育してみて、「そうかもしれないなー」と感じています。
というわけで、世間の常識は、受験産業が作り出したものの可能性もあります。何事も自分でやってみて、自分の頭で考えないとダメだな、と思った次第です。「受験産業の都合で、儲かる時期に勉強を集中させる → 子どもがつぶれてしまう」もありえますしね!
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