「ハキハキした返事! この子は賢いにちがいない!」
こういう風に言うやつがいれば、ガチのアホだな、と思うのではないでしょうか。
で、とある塾の国語の模試の設問に、つぎのような選択肢がありました。
「ハキハキした返事だったので、利発な子どもだろう」
※内容は正しいとされていました(こういう共通認識があるかのごとくの扱い)。
「利発」という言葉の定義です。
さとく賢いこと。才知があって頭の回転が速いこと。また、そのさま。「利発な子供」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%88%A9%E7%99%BA/
この設問を作った先生、問題をチェックした先生、文学を嗜み、いろいろな文学的な表現を使いこなせるのでしょうね 笑
で、擁護するひとたちがわいてくるのでしょう。
「先生はみんな偏差値×の高学歴だぞ!」「ハキハキとしたAくんとBくん、それにCくんも! みんな、利発な子どもだった!」などと。
…以下ですよね?
「ハキハキした返事だったので、活発な子どもだろう」
※もちろん、これが真実とは限りませんが、こういう共通認識はありますよね。
ほかにも――。
とある保護者がブログにて、模試の設問にほえていました。
※もちろん、実際の設問ではありません。こんな感じの問題だった、です。
問 つぎからもっともふさわしいものを選べ
(ア)ぱおぱお (イ)ぽむ、ぽむ (ウ)そん、そん、(エ)ぽん、ぽん、(オ)ぱん、ぱん
この設問のもとになったのは、おそらく女子最難関中の入試問題。
過去問を解いていたとき、「なんじゃ、これ?」と思いながらも、「リズムだとコレだよね…」で正解しましたが…。
正解の論理的根拠ないよね?
「論理という枠組みを超えたところに真理がある。それを設問から感じとれ!」「非論理と思われるものでも論理力があれば同じ答えに到達できる! それが正解かどうかは置いておいて。…いや、正解というものは存在するのか? 正解とは一体何なんだ?」みたいに良い風に解釈しましたが 笑、この問題で不合格になった家庭は微妙でしょうね。
そんな感じなので、「国語を教えているのに、非論理的なひとが多いよなー」と感じています。
それで、「ビジネス文章などを題材にしろ!」となったのかもしれないのですが、題材を変えたところで教える側に問題があるので何も変わらないと思いますけどね!
ゆえに国語の先生には一切期待しておらず、わたしが論理的思考を鍛えています。
で、ここ最近の小2の娘。
国語の問題を解説しているときに――。
「この文章、必要ないよね?」
「この文章、おかしいよね?」(論理的に矛盾しているのではないか、という意味)
心のなかで、「編集者かよ!」とつっこんでいます 笑
今は娘の指摘のほうが間違っていますが、そのように考える姿勢が大切だと思います。
…そのうち、論理的に小学校の先生を追い詰めて、呼び出しを食らうかもしれないですね 笑
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