公文式や市販の問題集、タブレットが流行っていますよね。
理由は以下だと思います。
・お手軽
・安価
が、効率や効果は悪いです。
なぜそう言えるのか。
ノウハウがあるので詳しい理由は書きませんが、2つだけ書きます。
塾の教材に比べて問題の選定が甘い
まずは、市販本には、「この時点で、この問題を入れているの?」があります。
予習シリーズでは小6にある問題でも、市販本では小4で出てくることがあります。
ロクな解説もなく。
ほとんどの子どもは身につかないのではないでしょうか。
※いずれも推測
(塾の教材)「この問題、算数の思考力が育てば自力で解けるんじゃね? 小6だとかんたんに解けるだろうから総合問題にいれよう(←問題の構成などから、もっといろいろな考えがあると感じます)」
(市販本)「難問を入れないと! 小6あたりで勉強する、あの問題を入れよう! 解けるのかって? 解かせて算数の思考力があがるのかって? そんなの、知らねーよ!」
無駄に量が多いこともある
「この問題をそんなに大量に解かせて、意味あるの?」もあります。
公文式が顕著ですね。
うちはそんな無駄なことはしないので、公文式の100分の1しか時間がかかっていないのではないですかね(←言い過ぎ)。
※これをたとえると、漢字の書き取りで、「田」を1000回書かせるようなものです。書き取りさせるとしても、適度な回数がありますよね。
大手塾の教材を使うのが吉
というわけで、本気で教育するのならば、大手塾のテキストや問題集を使ったほうがいいと思います(小4から小6のテキストや問題集です)。
とはいえ、大手塾のテキストは万能ではない。取捨選択や指導者の腕が必要
大手塾のテキストはつぎのことがあるので、効率や効果はそこまで良くありません。
取捨選択が必要です。
・「あらゆる層が使う」「集団授業」が前提
・いろいろな事情で、無駄がある
また、教える技術も必要です。
さまざまな塾講師や家庭教師が本を出しているので、それらを読み漁るくらいの努力は必要です。
※教えかたは良くないものばかりですが、ほかに手段がないので、市販本を読んで受験算数の基本をなんとなく理解して(教えかたが解法の丸暗記なので、なんとなくしか理解できない!)、そのあとに、予習シリーズの問題を解いたり、熊野さんの本を読んだりするといいかもしれません(熊野さん以外にもお勧めの著者はいますが、熊野さんの本はいろいろな解法が書かれているので基本が固まったあとは使いやすいです)。
結局は塾に入れるのだから、無理して家庭学習する必要はないのではないか?
結局は、プロ集団である大手塾に子どもを入れて、育ててもらえばいいわけなので、低年齢や低学年のうちは、塾で困らないように、公文式や市販本でやんわり育てればいいのではないか、と思います。公文式や市販本だけでも、入塾テストで良い点をとって最上位のクラスからはじめられると思いますし。
で、何が何でもトップ層と思っていれば、もしくは、高学年の高負荷を平準化しようと考えているのならば、塾のテキストで先取りしておけばいいのではないか、と思います。
「先取りは効果がない」という主張は、どうやら公文式などの効率・効果が悪い教材での先取りの話のようですし(うちみたいに、低年齢・低学年から受験算数をガンガンに先取りしている家庭は情報発信していないようです)。
ただ、とある動画を見て、「先取りして、かつ完成度も高めてしまうと、あの塾の最上位のクラスだと退屈だろうな」と思いました(噂通り、あの塾は小6あたりから負荷をかけていくのだろうな、と思いました)。
負荷の平準化が目的ならば、基本のみにとどめておいたほうがいいかもしれません。
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