「制限時間内だとケアレスミス多数」の問題はどうなった?
息子が、小4のときの話(今は小5)。
ケアレスミスが酷くて、特に問題数が多いとそれが顕著にあらわれていました。
そこで、「標準的な問題+問題数が多い」芝中学校の過去問(算数)で特訓していました。
その結果。
・いつも通り解かせる(たとえると、「ルンルンでおしゃべりしながら解く」※あくまで、たとえ)
・ぶち切れたうえで解かせる(たとえると、「半泣きで解く」※あくまで、たとえ)
前者。
制限時間内だと3割など酷い点数をとっていました。で、「もう一回解いて(解説なし)」で、8割以上でした。
後者。
ぶち切れたうえで解かせたら、6割になりました(合格点はおそらく7割)。で、「もう一回解いて(解説なし)」だと8割以上でした。
これはふだんの演習も同じで、何も言わないと、「不正解→解説なしで解かせると正解」が続きますが、ぶち切れると正答率があがります。
やはり心の問題でしたね。
具体的には、モチベーションと自己肯定感をアップさせるために、「中学数学では中学生の上位層の学力がある」「大学入試の問題なのに解けたの?」みたいにおだてることがあるので、天狗になっているのでしょうね。で、不正解が多いことを気にしていないのだと思います(「俺はできる」みたいな勘違い)。小学校のテストでさえも満点が少ないですしね(1問ミスではなく、数問ミス)。
ずっと怒っていられない
怒れば正答率はあがりますが、もちろん、ずっと怒っていられるわけではありません。ほめる育児はどうかと思いますが、怒ってばかりの育児もどうかと思いますし(←ほかの家庭の方針を非難しているわけではありません)。
そこで、なぜ勉強しているのかの意識づけをしています。
で、幸いなことに心も成長していて、ずいぶんとそういうことがわかるようになりました。
中学受験まで、あと2年を切りました。
どこまで意識を高められるのかがキーではないか、と考えています。
実はプレッシャーに強いのでは?
ぶち切れてプレッシャーをかけると、ふつうは萎縮して解けなくなると思います。
が、息子の場合はその逆。正答率があがります。本番に強いという見方もできなくはないのですが…。
ふだんと本番、変わらないと思います。
「変わらない」をもってして本番に強いともいえますが、ふだんと同じケアレスミス連発だと不合格になりますからね。
心の問題を解決する必要があるな、と考えています。
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