勉強の世界にもパレートの法則が適用されるかどうかはわかりませんが、経験的に「算数・数学はそうではないか」と思っています。
「2割を理解 → 残りの8割ができるようになる」
わたしは「2割」のことを「根本」と表現していますが、やる気がない年長でも根本をしっかりと教えることで、小5までの計算問題を1、2か月で習得させることができましたし、予習シリーズ4年上という幼稚園児には難しいことでも習得させることができつつあります。
で、たいはんの教育者は、この根本がわかっていません。
つぎのような、間違っていることを平気で書きます。
「根本は? → 1桁の足し引きを最速にできるようにすることだ!」
「根本→基本→かんたんなこと」と変換しているようです。
すなわち、多くの子どもたちは、2割をおさえれば済むことを、それ以外のことまでさせられていて無駄な時間をつかわされています。
だからこそ、「トップ層に追いつくには、ひょっとして思うほどの勉強時間は必要ないのではないか」「本当に賢い子どもは自分で気が付くから勉強時間がほかの子どもよりも少なくて済むのではないか」などと思っている次第です。
※あくまで「思うほどの」です。世の中からみれば「猛勉強」だと思います。
ちなみに、根本がわかっている教育者かどうかを見分ける方法があります。
苦手なところを教えてもらうことです。
「×が苦手 → 間違いかたをみて、根本である×の概念がわかっていないとわかる → そのために訓練 → すぐにできるようになる」となりますから。
こういう先生はパレートの法則を意識しているかはわかりませんし、明確に「ここの根本は×だ」とはいえないこともあると思いますが、経験的にそれをつかんでいるのかな、と思います。
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