とある難関の中高一貫校の女子高生にスポットで教えたときの話。
すぐに「教えることねーじゃん。なんで呼ばれたんだろ?」と思いました。めちゃくちゃ優秀でしたから。
で、その子、すらすら英文読解の問題を解きながら、ぺらぺら話しだしました。
出会い系ですかね。
知り合った男性と、となって、かゆいと。
もうね。
どうしようかと思いました。
親に話すべきですよね。でも、いるじゃないですか。つぎのようなかたたちが。
・お子さんの手柄でひたすらマウンティング、無自覚で教育虐待しているかたたち(毒親は、一生、自分が毒親だと気がつかないらしい)。お子さんは、ご自身のコンプレックスを解消するための道具なのでしょうな。何歳でも勉強できるのでご自身で勉強してコンプレックスを解消すればいいのに、と、いつも思います。
・コンプレックスはなく、単に楽してドヤって優越感に浸りたいタイプ。恋人や配偶者でドヤり、子どもでドヤりと、ドヤる材料があれば何でもOK。
一回こっきりの指導ですからね。
どんな親かわかりませんし、万が一、この手の親ならば、聞いた話を伝えると修羅場になって、子どもがより追い詰められるのは間違いなし!
本人には「病院にいったほうがいい」「もしつらいのなら、別の方法で発散したほうがいいんじゃないか」「なんか辛いことがあればメールして」みたいに言ったものの、追い詰められている状況は変わらない、変えられないですし、一回こっきりのわたしの言葉が届いたとはとても思えませんでした(その後、連絡ありませんでしたし)。
かといって、外部にいうのもおかしいですしね。何の証拠もありませんし。で、仮に本当だとしても学校に発覚すると退学させられるでしょうしね。スポットで教えただけなのに、そこまでの責任は負えません。
で、帰る間際に、親に「お子さんの将来のためとはいえ、病んだら元も子もない」「勉強はほどほどにしたほうがいいのではないか」などと話しました。
ふつうの親ならこれだけでも何かあるのかもしれないと気がつくと思いますが、めちゃくちゃ不機嫌になっていました。
その手の親だったのかもしれないですね。
そんな感じなので、家庭教師はしんどいですね。
家庭の事情がわかるのに、何も出来ないこともありますから。
ま、嫌な思い出だけではなく、楽しい思い出もありますが。
・成績は中くらいよりも下。
・でも、スポーツに打ち込んでいただけで基礎はできている。
・ものすごく素直で良い子ども。
・両親ともに良いひとで、教えたあとに一家の団欒に混ぜてもらってお酒を飲んだこともある。
教材会社に騙されて高額な教材を購入させられていたので、「高額の教材は必要ない。お子さんは基礎ができているし、理解力もあるので高額な家庭教師も必要ない。×塾が合っていると思う。塾に行くなら家庭教師はやめます」と言ったところ、その通りにして、かなり良い学校に入りました。
こんな気持ちが良い家庭ばかりならば、良いのですけどね!
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