「素直な子がのびる」という話があるそうですね。
統計とったの?
そもそも「素直」の言葉の定義は何?
「素直」って、相手によって使い分けるよね?(例:怖い人には素直 笑)
この手の話って、どうやらプロが大元のようです。
「素直=俺さまに従順で、俺さまが楽できる」という意味なのでしょうな。
…こういう話をうのみにして、「うちの子ども、素直じゃないから成績が良くない」と思うかたもいるようです。
子どもというものは親には素直ではないですし、親子の絆があるからこそ親に反抗的な態度もとれます(※)。
※逆にいくつになっても素直な子どものほうが、何か問題があるのかもしれないですね(親離れ、子離れできていないとか)。
正しくは、「素直な良い子。絆があるからこそ親には反抗的な態度をとれている(←甘えているだけ)。勉強に関してはやる気がないから成績が悪い」ではないでしょうか(素直と成績は因果関係がない)。
うちのケースだと――。
小2の娘、算数は四谷大塚の偏差値48、国語は偏差値45の入試問題を解いています(※)。息子の進度を参考にすると、小4で桜蔭中の入試問題で合格点に達するのではないでしょうか(算数と国語)。
※一説によると、高校受験は+10、つまり、高校受験だと偏差値55~58あたりの高校の入試問題を解いているのと同等ともいえます。
かといって、猛勉強させているわけではありません(※)。遊び呆けています。
※息子にペースをあわせているので、年齢にしては勉強しているほうです。
そんな娘。
わたしと妻にだけにツンデレなので、学習態度がめちゃくちゃ悪く、指導するのがめちゃくちゃ大変です(※)。
素直、従順という言葉からほど遠いです。
※学校では学習態度はかなり良いそうですが、わたしには頭突きをしてきます 笑 ちなみに、いつも娘から近づくのに、「パパのこと嫌いになるから! もうパパのところに行ってあげないから!」と言っとりました。ツンデレキャラがいいそうなセリフ 笑
しかも、「とんでも解法」を主張して、「絶対、正しい!」。
大変なときもあります。
しかし――。
学習態度は置いておいて、とんでも解法は、今の娘の思考力で考えたがゆえにそうなっているだけです。
つまり、自分の頭で考えようとしている証左でもあります。
常に自分の頭で考えているからなのでしょう。納得させると、ほとんど忘れません(定着率が異常に高い)。それを、「素直じゃない!!! 言う通りにしろ!!!(怒)」と指導したり、「とんでもないことを言うよな 笑」みたいにバカにしたりすると、どうなるのか自明の理ですね(※)。
※学習態度に関しては怒っています。毎回1ミクロンしか改善されませんが(しかも定期的に元に戻る)。
というわけで、こういうことを主張しているプロには、「素直って 笑 そんな言葉で子どもの芽を摘むなよ」「『北風と太陽』の話を音読してみてはどうかな?」と思います。
プロならば、どのような子どもでも、(その子の能力に応じただけ)成績をあげるのが本筋ですしね(手に余る子どもならば、指導を断るのも筋)。
ただ、集団授業では子どものことを細かくみれないので、「授業では従順」「納得ができないことがあれば質問にいく」でないと厳しいかもしれませんけどね。
そうであっても、「素直」という言葉を選ぶこと自体、腕がない証左なのでしょうね。
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