今後、中学受験は過熱しない?それとも加熱する?

中学受験の動向

中学受験は過熱していますが、まだ競争が激しくなると言われています。どうなのでしょうか。考察してみました。

中学受験が加熱する余地はある!

東京でさえ、4人に1人しか私立中学に通っていません。残りの3人が私立中学に行くと言えば競争は激化します。つまり、中学受験の競争は激しくなる余地はにあると思います(中学受験率がもっとも高いところでも、半数以上は私立中に通っていないようですし)。

■中学生(私立中)の割合(%)
東京 24.8
神奈川 11.0
千葉 6.2
埼玉 ?
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/education/4.html

少子高齢化という観点からは過熱しないと考えられる

少子高齢化で、人口減。
15年間の中学生の人数を見ても、人口減が進んでいるのがわかります。

■中学生の人数(人)
2003 3,748,319
2008 3,592,378
2013 3,536,182
2014 3,504,334
2015 3,465,215
2016 3,406,029
2017 3,333,334
2018 3,251,670
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/education/4.html

しかし、雇用などがあるため、かんたんには学校はなくなりません。
ゆえに、定員割れで、中学、高校、大学すべて全入時代!

1998年以降23年間で定員割れを回避できたのはわずか7年間に過ぎない。リーマン前が6年、後が今年の1年のみ。
http://blog.livedoor.jp/kenzou5900/archives/65955273.html

つまり、人口から考えると、中学受験は過熱しないのではないか、と考えられます。

景気から考えると、過熱しないと考えられる

リーマンショックで中学受験率が減少したように景気が中学受験に大きな影響を与えます。また、中学受験の対策は一朝一夕でできるわけはありません。つまり、「景気がいい状態が数年続いて、中学受験のブームが到来」すれば、競争はさらに過熱するのかもしれませんが、2020年以降、不景気になるかも、という話はあっても、好景気になるかも、という話は耳にしません。

共働き世帯の増加と世帯年収のアップから、過熱する可能性がある

かつてはマイノリティだった共働き世帯が、今や多くなっています。共働き世帯は世帯年収が高いので子どもに教育費をかけることができます。というわけで、共働き世帯の増加という観点からは中学受験は過熱する可能性があるといえます。

サピックスの生徒数増からは、一部の中堅校の競争が激化すると考えられる

中学受験ブログ界隈では、サピックスの生徒数が増えていることをもってして、「中学受験は過熱する」と書いてあるブログがあります。ただ、サピックスの生徒数が増加しても成績(平均)は良くなっていない、つまり「まわりが入塾しているから」でとりあえず入塾している層が多いのではないか、という話も見かけます。そうすると競争が激化するとしても、一部の中堅校となります。

将来の不安を考えると難関中の競争が激化すると考えられる

言い知れぬ将来に対する不安で教育している層が目指しているのは難関中
どのような状況であれ、難関中は一定数の需要があると思うので、難関中に関しては激しい競争が今後もある一方、難関中以外は「全入、淘汰が起こる」時代がくるかもしれませんねー

将来は神のみぞ知る!

果たして、このまま中学受験は過熱するのか、しないのか?

神のみぞ知る、ですね!

ただ、仮に少子高齢化で受験勉強しなくてもよい世の中になったとしても、世界では人口が爆増していて猛勉強しているわけなので、中学受験の競争率がどうであれ、まわりと同じように遊んでいてもいいのか、とも思いますが。

ちなみに、埼玉の私立中、「偏差値がかなり高いのに、大学の合格実績がイマイチだなー」と思っていましたが、これですかね。

明の星 歩留まり率17%
開智 歩留まり率 21%
栄東 歩留まり率 6%
http://blog.livedoor.jp/kenzou5900/archives/65954586.html

ふつうに考えると、高偏差値の子どもからごそっといなくなるわけなので、大手塾が公開している偏差値よりもかなり低くなると思いますが、実際のところはどうなのでしょうね。

↓さまざまな受験のブログを読めます。
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村

・中学受験に関する情報は、中学受験から攻略にもまとめています。

株式会社Z会

Z会の通信講座は定評があります。学年別の「おためし教材」を貰えるようです。今、Z会小学生向けコースの資料を請求すると、実際と同じ教材を体験できます!

株式会社レアジョブ

毎日できるマンツーマン英会話が、25分129円より(2019年時点)。毎日25分で1ヶ月5,800円(税抜)より。忙しくても大丈夫 週末も平日もレッスンは早朝6時~深夜1時まで。

中学受験専門の個別指導塾ドクター

元SAPIX・日能研・四谷大塚の中学受験専門プロ講師が運営。ご相談後、お子様に合ったオーダーメイドカリキュラムで個別指導。

有限会社グローバル・コミュニケーションズ

レッスンの予約から受講までの全てをWEB上でできます。英語のライブレッスンをネイティブ講師の画像を見ながら受講することができます。オンライン受講としての教育訓練給付金講座もあります。

タイトルとURLをコピーしました